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閑話 兄の疑問
閑話 兄の疑問
兄は少し困っていた。
最近のみーは変だった。
元から少し変だった。
でも最近はもっと変だった。
今日は町から帰ってきた。
袋を持っている。
野菜だった。
それは分かる。
問題はその後だった。
みーは野菜を切る。
そして食べる。
切る。
食べる。
また切る。
食べる。
何か頷いてるし。
妹も見ている。
犬も見ている。
何をしているのだろう。
その後。
今度は魚の頭だった。
みーはそれを焼く。
妹が聞く。
「なにしてるの?」
「出汁」
俺は少し考える。
分からない。
魚の頭を鍋へ入れる。
野菜も入れる。
水も入れる。
何か始まった。
しばらくすると良い匂いがした。
妹のお腹が鳴る。
犬も尻尾を振る。
みーは胸を張った。
「今日は魚汁」
兄は鍋を見る。
みーを見る。
やっぱり分からなかった。
でも。
美味しかった。




