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第11章 ⑩
第11章⑩ 完売
私は揚げる。
カルト揚げだ。
ジュワァァァ……
良い音だった。
私は取り出す。
塩を振る。
おばちゃんを見る。
おばちゃんも見る。
少しだけ振る。
よし!
私は容器へ入れる。
渡す。
売れる。
また揚げる。
売れる。
さらに揚げる。
売れる。
忙しい……。
半日でも長かったな……。
やがて。
山だったカルト芋が減り始める。
かなり減る。
よし、もう少し!
おお……
減った。
やがて。
最後のカルト揚げを揚げる。
最後だった。
やっと終わった…
私は容器へ入れる。
待っていた子供へ渡す。
子供は嬉しそうだった。
そして。
山だったカルト芋は無くなった。
私は見る。
おばちゃんも見る。
何も無かった。
やりきった!
おばちゃんはニヤニヤしていた。
そして言った。
「売れたね」
私は頷く。
確かに売れた。
かなり売れた。
おばちゃんは小さな袋を差し出した。
私は受け取る。
中を見る。
鉄貨だった。
結構入っていた。
私は止まる。
数秒。
ん?
「これ何?」
おばちゃんは固まった。




