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第11章 ⑧
第11章⑧ 子供達
知らない内に囲まれていた。
子供達だ。
私は周りを見渡す。
結構な人数いる。
何故だろう。
子供達はカルト揚げを見る。
ガン見してる。
私を見る。
またカルト揚げを見る。
忙しそうだった。
やがて。
一人が聞いた。
「それ何?」
私は答える。
「カルト揚げ」
子供達は黙った。
知らないらしい。
私は少し安心した。
やはり異世界だった。
別の子供が聞く。
「美味しいの?」
「美味しいよ」
正直だった。
子供達はさらにカルト揚げを見る。
目が吸い付いてる!?
おばちゃんは笑っていた。
嫌な予感しかしなかった。
やがて。
おばちゃんが言う。
「一つ鉄貨一枚」
私は止まる。
数秒。
「え?」
おばちゃんは首を傾げた。
「売るんだろ」
「……あっ」
思い出した。1日だけ売るんだった。
カルト芋剥きで忘れていた。
やがて。
最初の子供が鉄貨を出した。
一枚だった。
おばちゃんは受け取る。
容器へカルト揚げを入れる。
渡す。
子供は受け取る。
そして食べた。
もぐ。
止まる。
私は少し緊張した。
塩を振りすぎたか?。
やがて。
子供は叫んだ。
「うまい!」




