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第11章 ⑦

第11章⑦ カルト揚げ


おばちゃんは大きな鍋を持ってきた。


私は見る。


結構大きかった。


そして油を入れる。


思ったより多く入った。


「え?」


おばちゃんは頷く。


「揚げるんだろ」


確かに。


私は頷く。


その通りだった。


油が温まる。


私はカルト芋を見る。


山だった。


切った。


かなり切った。


頑張った。


おばちゃんが言う。


「入れな」


私は頷く。


そしてカルト芋を入れた。


ジュワァァァ……


良い音だ。


私は少し感動する。


かなり感動する。


カルト芋が踊っていた。


楽しそうだった。


私はしばらく眺める。


おばちゃんも眺める。


近くの子供も見ていた。


気付けば増えていた。


何故だろう。


分からなかった。


やがて。


色が変わる。


良い感じだった。


こんなもんかな?


私は取り出す。


容器へ入れる。


塩を振る。


さらに振る。


おばちゃんが止めた。


私は止まった。


危なかった……


私は一本食べる。


もぐ。


美味しかった。


うん。イケル。


私は頷く。


「出来た」


近くの子供が容器を見る。


カルト揚げを見る。


知らない内に囲まれていた。


主人公は少し嫌な予感がした。


手遅れだった。

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