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第11章 ④

第11章④ 一日限定


おばちゃんは腕を組む。


「どうするんだい」


私は少し考える。


面倒……


そして答えた。


「一日だけ」


おばちゃんは吹き出した。


「何でだい」


私は答える。


「面倒だから」


おばちゃんはさらに吹き出した。


何故だろう。


おばちゃんはしばらく笑う。


やがて言った。


「じゃあカルト芋を仕入れてくるかね」


私は止まる。


数秒。


そうだった。


ジャガイモモドキではなかった。


私は頷く。


納得した。


おばちゃんは続ける。


「どれくらい要るんだい」


私は少し考える。


フライパンを見る。


容器を見る。


妹を思い出す。


かなり食べていた。


そして答える。


「いっぱい」


おばちゃんは頷いた。


「分かった」


何が分かったのだろう。


私は少し考える。


分からなかった。


やがて。


おばちゃんは店の奥へ消える。


しばらくして戻ってきた。


籠を持っていた。


大きかった。


かなり大きかった。


私は籠を見る。


中を見る。


カルト芋だった。


2度見した。


多い……。


かなり。


おばちゃんは言った。


「剥くよ」


私は固まる。


数秒。


え?


そして籠を見る。


カルト芋を見る。


もう一度見る。


いっぱいだった。


面倒くさい……

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