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第6章 魚①

第6章 魚危険


異世界6日目。


朝だ。


火は小さくなっていた。


兄はまだ眠っている。


妹も眠っている。


犬も丸くなっていた。


いつもの朝だった。


私は荷物を確認する。


発泡スチロールを開く。


魚を見る。


今日消費しないと不味い。


物凄くヤバい。


魚はまだある。


普通にある。


だが。


大量にある。


私はしばらく魚を見る。


見れば減るかと思った。


減らなかった。


だよね……


鯖。


赤魚。


アブラカレイ。


シシャモ……は、焼くか……。


ネギを取り出す。


椎茸も取り出す。


味噌も取り出す。


少し迷う。


味噌は貴重だった。


でも魚も危険だった。


主人公は思った。


仕方ない。


鍋を出す。


水を入れる。


火にかける。


椎茸を見る。


丸ごとだった。


私はナイフを見る。


主人公は思った。


使う時が来た。


石を探す。


平らな石だった。


多分大丈夫だった。


椎茸を置く。


切る。


少し曲がった。


気にしない。


鍋へ入れた。


魚も入れる。


ネギも入れる。


煮る。


味噌を入れる。


良い匂いがした。


主人公は思った。


勝った。


兄が起きる。


匂いに気付いたらしい。


鍋を見る。


私を見る。


もう一度鍋を見る。


私は言った。


「朝ご飯」


兄は頷いた。


妹も起きる。


犬も起きる。


朝ご飯だった。


皆で食べる。


魚は減った。


良かった。


私は鍋を見る。


残りの魚を見る。


鍋を見る。


魚を見る。


主人公は思った。


まだある。


しばらく考える。


そして立ち上がった。


屋台だった。


兄が首を傾げる。


「どこ行く」


私は答えた。


「おばちゃんの所」


兄は頷いた。


理由は聞かなかった。


主人公は思った。


魚だった。


それで十分だった。

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