表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
185/281

第26章 ②

第26章② 宝探し


森へ入る。


雪はもう少ない。


でも。


木の下だけ違った。


落ち葉。


たくさん。


私は少し笑う。


「いい」


サラが聞く。


「宝?」


私は頷く。


「うん」


「宝」


サラは嬉しそうだった。


ニコも落ち葉へ走る。


イナも走る。


近い。


かなり近い。


私は止める。


「まだ」


みんな止まる。


私は木の枝を持つ。


落ち葉を退ける。


さっ。


さっ。


少しずつ退ける。


黒かった。


私は頷く。


「これ」


ルークが覗く。


「土?」


私は頷く。


「土」


「多分」


「元気」


ルークは少し考える。


カイルも土を見る。


「黒いな」


私は頷く。


「いい」


私は手で掬う。


柔らかい。


少し湿っていた。


良い匂いだった。


私は少し笑う。


「宝」


サラも掬う。


「宝!」


ニコも掬う。


「たから!」


イナも来る。


匂いを嗅ぐ。


私は嫌な予感がした。


「イナ?」


イナは私を見る。


尻尾を振る。


その瞬間だった。


ごろん。


落ち葉へ転がる。


さらに。


ごろん。


黒い土だった。


かなり黒い。


私は止まる。


「イナ」


イナは嬉しそうだった。


全身真っ黒。


私は少し考える。


そして言う。


「後でお風呂」


イナが止まる。


耳がぴくりと動く。


私は頷く。


「お風呂」


イナは少しだけ後ろへ下がった。


みんなが笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ