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第25章 ⑥

第25章⑥ 炊き込みご飯


話は終わった。


私は立つ。


鍋も持つ。


帰ろう。


おばちゃんが笑う。


「そんなに楽しみかい」


私は頷く。


「うん」


「炊き込みご飯」


ギルマスが首を傾げる。


「また新しい飯か」


私は頷く。


「うん」


私は鍋を抱えて階段を下りる。


受付でカートを受け取る。


鍋を乗せる。


よし。


帰ろう。


私はカートを押す。


少し急ぐ。


頭の中。


コルン。


干し肉。


めんつゆ。


少しだけ。


楽しみだった。


家が見えた。


サラが手を振る。


「おかえり!」


ルークも出て来る。


カイルとミラ。


ニコも走って来た。


イナも来た。


鍋を見る。


近い。


こら、寄りすぎだ。


私は言う。


「イナ」


「駄目だよ」


イナは座る。


良い子だった。


多分。


私は鍋を持って家へ入る。


みんな集まる。


ルークとカイルに精米してもらう。


コルンを出す。


干し肉を切る。


めんつゆを少し。


鍋へ入れる。


水を入れる。


混ぜない。


蓋をする。


火へ掛ける。


みんな鍋を見る。


待つ。


今日も。


待つ事から始まった。

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