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第24章 ⑤

第24章⑤ ご飯


私は鍋を持つ。


水を捨てる。


米を見る。


白かった。


私は新しい水を入れる。


少しだけ迷う。


多分。


これくらい。


鍋を火へ掛ける。


みんな集まる。


ルークが鍋を見る。


サラも見る。


ニコも見る。


イナも来た。


近い。


かなり近い。


私は少し笑う。


「まだ」


火は静かだった。


しばらく待つ。


やがて。


ふつ。


泡が出る。


サラが嬉しそうに言う。


「でた!」


私は頷く。


「うん」


少しすると。


ぐつぐつ。


湯気が立つ。


良い匂いだった。


私は薪を取り火を弱くする。


もう少し。


待つ。


ルークが聞く。


「もういい?」


私は首を振る。


「まだ」


みんな待つ。


私は少し考える。


多分。


もういい。


鍋を火からおろす。


ルークが聞く。


「終わり?」


私は頷く。


「まだ」


「待つ」


ルークは少し笑った。


「また?」


私は笑う。


「うん」


「最後」


みんな鍋を見る。


変わらない。


でも。


私は知っている。


最後に待つから。


美味しくなる。

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