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第20章 ⑬
第20章⑬ 完成
数日後。
私は町へ向かう。
今日は一人だった。
兄を見る。
妹を見る。
「お留守番」
兄は頷く。
「うん」
妹も頷く。
犬も座った。
私は町へ向かう。
今日は買う物が多い。
カートいっぱい。
乗れなかった。
商人が笑う。
「今日は一人か」
私は頷く。
「荷物」
「そうか」
食料を買う。
炭。
小麦粉。
塩。
少しずつ。
商人が何か持って来た。
本だった。
少し古い。
「うちの子が読んでたやつだ」
「もう読まん」
「持ってけ」
私は受け取る。
兄。
妹。
喜ぶ。
私は礼を言う。
「ありがとう」
商人は手を振る。
「帰れ帰れ」
私は歩く。
洞窟が見える。
その時だった。
兄が走って来た。
妹もいた。
犬も走る。
兄が笑う。
「みー!」
私は止まる。
「出来た!」
え?
「何?」
妹が遅れて来た。
「おうちできた!!」
顔を上げる。
完成していた。
私たちの家が。




