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第20章 ⑭
第20章⑭ 引っ越し
翌日。
私は荷物を見る。
洞窟だった。
思ったより多い。
カートへ乗せる。
鍋。
食器。
毛布。
本。
少しずつ運ぶ。
兄も持つ。
私は言う。
「軽いの」
兄は頷く。
「うん」
妹は。
いなかった。
外だった。
犬と走る。
家。
温泉。
また家。
忙しい。
私は思う。
楽しそうだった。
その時だった。
職人が来る。
「樽運ぶぞ」
冒険者も来る。
「せーの!」
樽風呂だった。
重そうだった。
ゆっくり運ぶ。
私は礼を言う。
「ありがとう」
職人は笑う。
「気にすんな」
洞窟を見る。
荷物は無かった。
少し寂しい。
でも。
私は振り向く。
新しい家だった。
最後に。
ありがとう。




