136/183
第20章 ➉
第20章⑩ お湯
数日後。
私は桶を持つ。
温泉。
囲いはまだ無い。
職人達が働いている。
私は桶へお湯を入れる。
湯気だった。
暖かい。
カートへ乗せる。
押す。
雪が左右へ分かれた。
便利だ。
良かった。
洞窟へ戻る。
樽へ入れる。
鍋にも水を入れる。
火へ掛ける。
兄へ声をかける。
「火の番」
「わかった」
また温泉へ。
何度か繰り返す。
沸いた。
樽へ足す。
手を入れる。
良い湯加減。
その時。
外から声がした。
私は見る。
屋根だった。
いつの間にか出来ていた。
職人が上にいる。
「そこ押さえろ!」
「おお!」
兄も見る。
妹も見る。
犬も見ていた。
私は思う。
早いな。
本当に。




