第16章 ②
第16章② 募集
ギルマスは頭を押さえた。
「その顔やめろ」
私は首を傾げた。
何故だろう。
私はまだ何も言っていない。
ギルマスが聞く。
「で?」
私は答える。
「道」
「聞いた」
「作りたい」
ギルマスは頷く。
「金は?」
私は答える。
「使いたくない」
「帰れ」
酷い。
私は少し考える。
そして言った。
「カレー」
ギルマスが止まった。
受付嬢も止まった。
冒険者も止まった。
私は続ける。
「報酬」
ギルマスは天井を見た。
嫌そうだった。
何故だろう。
「お前なぁ……」
私は待つ。
しばらくだった。
やがてギルマスは紙を取り出した。
「内容は」
私は答える。
「道」
「雑だな」
ギルマスが書く。
私は見る。
字が上手だった。
流石だった。
しばらくして張り紙が出来た。
【募集】
洞窟への道整備
報酬 カレー
私は頷く。
良かった。
その時だった。
近くにいた冒険者が止まった。
張り紙を見る。
また見る。
そして聞いた。
「カレーって昨日のか?」
私は頷く。
「うん」
冒険者が真顔になる。
「参加する」
早かった。
本当に早かった。
その後だった。
別の冒険者が来る。
張り紙を見る。
「何だこれ」
「カレー」
「参加する」
早かった。
受付嬢が笑っていた。
何故だろう。
昼頃だった。
私は張り紙を見る。
人が増えていた。
冒険者。
冒険者。
また冒険者。
その中に。
見覚えのある顔もあった。
魚屋のおじさんだった。
私は止まる。
「何で?」
おじさんは答える。
「カレー」
なるほど。
その後。
鍛冶職人が来た。
木工職人も来た。
私はまた止まる。
「何で?」
鍛冶職人が答える。
「カレー」
木工職人も頷いた。
「カレー」
なるほど。
主人公は思った。
流石カレー大人気。
その時だった。
ギルマスが人数を数える。
そして止まった。
「おい」
私は見る。
「何?」
ギルマスが聞く。
「何人来る予定だった」
私は少し考える。
「十人くらい」
ギルマスは紙を見る。
そして言った。
「もう二十人超えてる」
私は止まった。
そして少し考える。
カルト芋。
人参。
肉。
足りるだろうか。
少し不安だった。
祝い 100話
ここまでお付き合い頂き有り難う御座います。
皆様のお陰で100話迄続けられました。
これからも宜しくお願い致します。
https://51526.mitemin.net/i1184750/
みてみんに漫画載せました。
おばさん、第1話です。




