表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/48

第二次ミレタス沖海戦

 ミレタス沖海戦で連合国はミレタス基地を放棄することに決めた。それほどミレタス基地は敵に破壊されたのである。その代わりに敵の兵士と大量に捕虜にし、艦船も多く撃沈することに成功した。


 青葉は負傷したロッテランを救助艇に載せて902星系に返すと同時に少数の艦隊を超重力地帯に隠すことにした。


 超重力地帯、その名の通り、通常とは異なる重力が一定の領域に強く作用している地域のことである。その強さは地域差が生じるが超重力地帯では通常の兵器は使用できない、理由は様々だが大きな原因を二つ上げるのであれば一つは発射すると艦のバランスが悪くなり、艦船が計器にトラブルを発生せる可能性が高い、もう一つの理由は主砲などを発射してもシールドから外に出る時に超重力によってレーザーなどが影響を受けて消滅するという現象が起きる。


 どちらにしても超重力地帯では戦闘は避けるのが無難である。またエネルギーの消費が速いためにエネルギー電池式の艦船は非常に危険な可能性が生じる、そこで突撃艦などはエネルギー反応炉を搭載した艦にドッキングさせるなどして常にエネルギーを補給する必要がある。


 今回の作戦は先のミレタス沖海戦中に通過した敵の大輸送船団の撃破にある。実は敵にとっては諸刃の剣であった。この大輸送船団は敵の動員可能な輸送船の大部分であり、失った場合の被害は戦局を左右するほど大きいと容易に想像できる。


青葉の狙いは大輸送船団の殲滅にある。


 敵は海戦の最中に6隻の巡洋艦と16隻の駆逐艦で大輸送船団を護衛して突破した。さらに四隻の巡洋艦と8隻の駆逐艦がフィツァー艦隊から抜けだして大輸送船団に合流したと推測される。


 敵も当然警戒しているので敵に待ち伏せがバレない程度の戦力とする、つまり、我々は敵の輸送船を殲滅できる最低限の戦力で戦いに望むことになる。


第十三遊撃艦隊(艦隊司令:マクシミリア、作戦参謀:青葉)


旗艦:ライプツィヒ

巡洋艦

ザイドリッツ、最上、三隈、北上

強襲両陸艦

千代田

駆逐艦十三隻(白風含む)


千代田には攻撃大隊と新兵器『攻撃機』が搭載されている。


千代田は総重力量1万3000メガトン


 青葉が考案した初の強襲両陸艦でもある、それまでの強襲両陸艦が主砲など大砲を乗せるために側面部分を垂直に近い形にしている部分が多いなど弱点があったのに対して千代田は側面部分が全て傾斜して何も取り付けられていない艦になる。また、それまでの強襲両陸艦が突撃艇の運用する量を重視して甲板を広く長くしていたのに対して千代田は甲板は広いが長くは無い、さらに将来的に青葉はロボットを運用することを前提にした造りを意識している艦である。青葉案を使用した初の強襲両陸艦と言いたいが実は先の海戦で活躍したネスティーゼ王国の「ミレティア」は青葉が考案したわけでは無いが青葉案を参考にしていた。これはロシアの技術を取り入れる上で青葉案は都合が良かったためと考えられる。


 超重力地帯にいる間は乗員達は楽ではなかった。普段よりエネルギーシールドを強くしているためにシールド内も影響を受けて怠さや頭痛を訴える兵士が多かった。当然なことに青葉も影響を受けたのか吐き気がして艦内では気分が悪かった。ユラさんが優しくしてくれると思ったが「吐かないでくださいよ」と睨まれるだけで終わった。ミラコッタ嬢は相変わらず元気で食事をしていたが…


「敵艦隊が来ました」

「やっときたか…」


長い時間待つ羽目になったが終わりがきた。


「よし…超重力地帯を出るぞ、出たら一気に攻撃を仕掛ける」

「総員戦闘配置につけ!」


ユラさんが言うと警報が鳴り響いた。


「ライプツィヒが先導して敵艦隊に突撃します」

「我が艦も続け!」


敵艦隊に突入する順番はライプツィヒ、ザイドリッツ、最上、三隈、北上の順である。


それに駆逐艦が続く、千代田は後方で護衛艦に守られながら攻撃隊を発艦させた。


連合国の新兵器『九二式新型魚雷』が今艦隊には配備されていた。


「敵、魚雷の射程に入ります。」

「よし、魚雷を発射しろ!!」


九二式新型魚雷は従来の魚雷より射程が大きく向上し、威力も上がった優れものである。


当然、敵の射程外から一方的な攻撃が開始された。


「BF29発艦します。」

「よし頼むぞ!」


 さらに今艦隊は全ての突撃艇がBF29である、しかも、新型魚雷は従来より小型軽量で発射する装置が小型化したことで遂にBF29に装備可能になった。


「BF29は敵の輸送船を集中的に狙え」

「敵艦の砲撃射程内に入ります」

「かまわん、とつげきだー」


 敵艦のうち実に四隻が接近前に魚雷にやられた。さらに敵は戦力を分散させていた為に圧倒的に我が方が有利な戦いをした。


「敵艦にかまうな、敵輸送船を狙え、うてー」

「うてーうてー」

「うちまくれい」


 こちらは全艦が高速艦である、しかも最上級と北上は15㎝連装砲装備のため高速連射で撃ちまくって敵の輸送船を沈めまくった、輸送船など脆いのだから当てれば良いのである。分間発射速度は20発くらいでも問題はなかった。


「魚雷も全部撃ち尽くせよ」


そう命じる必要も無いほど圧倒言う間に敵の輸送船は殲滅された。


我が方の大勝利である。

















今回はリアリティを追及して敵の艦船の数を少なくしました。当初は巡洋艦12隻、駆逐艦27隻の予定でした、しかし、それだと幾ら何でも敵さん余裕あり過ぎでしょ!!という理由で護衛が6隻、途中抜けても4隻くらいが限界と考えました。


どちらにしても圧倒的に新型魚雷、攻撃機、BF29という鬼に金棒でオーバーキルです。機雷で封鎖して足止めとか書かなくても十分だと思いました。


感想募集中です、マイページも編集したので良かったら見にきてください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ