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ミレタス基地攻防戦!!

まさかの歩兵になって戦う青葉!!

 目覚めたら見知らぬ天井見つめていた。某ロボット系アニメの主人公になった気分である。何があったのか分からないので…とりあえず起き上がる。


「ロッテラン起きろ」


 ベットの脇に置いてある椅子に座り、僕の寝ていたベットに突っ伏す形で寝ていやがった…微妙に幸せそうな感じなのがイラつくのである。起きたロッテランは僕が目覚めたことに喜んでくれた。


「いや~青葉殿が倒れた時はビックリしましたが良かったです」


 ロッテランが言うには基地司令と僕が今後の作戦について話をした後に部屋を出たところで倒れたらしい…よく覚えてない、なんでミレタス基地にいるんだっけ?


「これから敵が攻めてきます。言われた通り、先の海戦で救助した兵士を中心に部隊を再編制しました。」


「うん?ああ…そう言えばそんな話のような…」


 思い出したくない、知りたくない情報だ、どうしてこうなった!!と叫びたくなる。ロッテランの奴…絶対僕が現実逃避しようとしていると思っているに違いない…(被害妄想)


「青葉殿はとりあえず防弾ベストを着てください」


 ロッテランに促されて防弾ベストを着た。武装はライフル、レーザーショトガン、ミラコッタ嬢から貰った短機関銃(マーク&エリザベートではない)とグレネードを装備した。


 この防弾ベストは地球の技術と連合国の技術の融合体である。レーザーショトガンも地球技術だ、今回のミレタス基地の防衛部隊には全員では無いが大部分に配備されているはずである。他に試験的にパワードスーツも配備されている。こちらを僕が着ようかと考えたが故障したり、臆病に隠れて戦う可能性のある僕には不要と考えて装備しなかった。


「では行きましょう」


 ロッテランに促されてトボトボと歩く、ああぁ~胃が痛いんじゃ~死ぬ気しかしない。そういえば部屋にマクシミリアから預かった剣が置いてある。剣に何の価値があるのか?物欲など今の状態で沸いてくるはずもない。


「間もなくですね」


 味方の兵士たちが待っているところに着く、そこにいたのは地球人達である。しかも、日本人が非常に多い…素晴らしい、馬鹿共に連合国の素晴らしさを教えてやろう!!


青葉は颯爽と演壇に上がる。


「地球人諸君!!いや日本人諸君!!諸君らは連合国を恨んでいるだろうか、だとしたら、とんだ勘違いをしている。連合国の地球侵攻作戦で死んだ人の数は数百万程度である!!多い!!と思うかも知れないが戦傷者は全て命を助けられて奴隷にされることも無く、今も生きている。それに比べれば地球人などという連中は第一次世界大戦で分かっている戦死者だけで1000万人、第二次は2000万人である。ベトナム戦争では連合国の殺した人の数より死んでいる。地球は連合国に占領される前は毎年6000万人が死んでいた!!地球の偽善者共は自分たちのボランティアなどという高尚な行為を称賛していたが…餓死者の数がゼロになることなど一度も地球人類史上無かった。地球人のいう、地球に住む人間は皆平等!!みんな仲良し、助け合いましょう!という考えは偽善を通り越して悪質な詐欺である。騙された奴がいけない!!ということらしい…」


青葉が一息つく


「それに比べて連合国が占領して以来、幾つかの犯罪と略奪はあったかも知れないが、餓死者は消えた。病気で死ぬ人間も極端に減り、ストレスで自殺する人間も極端に減った。これが何を意味するのであろうか…地球人の手にした富は減るどころか地球侵攻前の何十倍と増え始めている。連合国にいる人種は地球の比では無いほど多様である。にもかかわらず私が見るかぎり差別は地球より少ない。少なくとも地球人より遥かに文化的で豊かな暮らしを享受している。この間に地球人全体で増えた富を増えた地球人の元エリート共は他の地球人に分配したか?否!!してなどいない!奴らは地球にいた時と変わらない人種として現在も生息している。つまりは彼らは元から文化的な知能は低かったということである。地球人類の明るい未来は連合国の中に存在しているということを証明してくれる存在どもという意味では考古学的に価値のある存在だ!!」


今度は演壇に置いてあった水を飲む。


「日本人はマッカーサーを称賛して褒めたたえていたが…東京大空襲、広島への原爆投下など必要以上に攻撃していたように見られる。占領後も餓死者は多かった。アメリカのおかげで日本は発展したと言うが(笑)戦前の日本を本を読んで調べれば分かるが(笑)日本の発展の基礎と青写真はアメリカが描いた訳ではない。むしろ戦前に既にアメリカに商社が進出していた。アメリカを始めとした勝ち組の植民地を沢山持つ国が市場を開放してくれれば日本は戦争をする必要も無く、経済成長して大正デモクラシーは大正だけで終わらなかったはずである。結果論だがそういう見方も出来る。こういうことを言うと「不可能なことを言うな!!」と言う人がいる。その通りだ!現実を見よう!!連合国が!!我々日本をほとんど破壊せず、日本人を数千人しか殺さずに日本を占領して発展させたという現実を今こそ見るべきである!!この連合国の為に我々は今、こうして戦うのである。この戦争で我々が活躍すれば、地球人は連合国にとっていなければ困る存在だという事を連合国の者どもに思いしらせ、明日の未来を切り開くのだ!!」


 青葉は気分がスッキリしたのか颯爽と演壇を降りて歩いていった。残された地球人の兵士たちは茫然として青葉を見送った。ロッテランなどは興奮したように青葉に連合国の素晴らしさを話したが青葉は黙って取り合わなかった。青葉にとって連合が素晴らしいというよりも言いたかったことを言ったという感じであり、言い過ぎた感があった。


 戦いに備えて最後の打ち合わせが行われた。僕たちが配備されるところは敵が積極的に攻めてくる場所の一つになるに違いない。その代わり防御は堅固なので艦砲射撃で死ぬ可能性は無いし、遮蔽物にも困らない。


 配備されるのは一個師団とテオ率いる一個大隊、それとロッテランが率いる一個小隊である。僕は作戦参謀にしてもらった。作戦は考えたが安全を考えてテオの配備される場所でロッテランの部隊に混ざっとくことにした。(これなら見知らぬ人間と戦う恐怖は薄くて助かる。)



 敵はやってきた。大艦隊である。戦列を組んで横向きになった。そして雨あられの如く、艦砲射撃を猛烈に始めて来た。艦砲射撃は凄まじく、この世の終わりかと思うほどの音と振動が基地内にいる僕ら兵士たちを襲った。


 敵は艦砲射撃が飽きると遂に突撃艇と上陸用艇を発進させた。それらが降下しながら兵士たちを下した瞬間だった。今度は味方の砲撃が始まったのである。敵の上陸用艇と突撃艇が吹き飛ぶ、そして敵の兵士も吹き飛ばされた。


ここは戦場だ!それも最前線である。生身で戦うことになるなんて…神様仏様お助けください!!


ピーという音と共に兵士達と一緒に外に出て戦うことになった。



 テオが接近してくる敵に無双を開始した。ロッテランが部下を率いて果敢に降下してくる敵に突撃していく、ケリーという狙撃手が敵に向けて狙撃を行い次々と敵を殺した。


 僕はと言うと最初はライフル銃で狙撃をしてみた。何発か撃った後に敵兵のヘルメットが見えたので撃って見たら当たった。次に別の兵士の足に命中、また別の兵士の腕に命中した。数発撃った後に機関銃が傍に見えたので機関銃を拝借して敵に向けて撃ちまくった。超エキサイティング!!という感じで撃ちまくっていたら機関銃がオーバーヒートしたので敵のいるところに向かって走ってみた。そしたら運よく敵が降下してきたのでレーザーショトガンを撃ったら敵がハチの巣になって吹き飛んでいった。


 流石にグロくて吐きそうになったが気を取り直して別の敵にもレーザーショトガンをお見舞いしてやった。レーザーショトガンを弾が切れるまでとりあえず撃ちまくると次はパンツァーファウストで敵の突撃艇を狙って撃ってみたら意外と当たってくれて一機だけだが撃ち落とせた。


 ここまでで確実に殺したのは数人だろうか?よく分からん。よく見えないし、確認する暇も無かった。

他の連中が気になったので探しているとロッテランを見つけた。彼を援護しようとライフルで敵を狙撃していたら…ロッテランが敵の攻撃を受けて倒れたのを目撃してしまった。


 大変だ!!ロッテランが撃たれたと思い、ロッテランの傍に行くと酷い状況だ!!数発くらい撃たれて血が出ている。だが生きている!!そう思ったら自然とロッテランを担いで医務室まで向かうべく、走った気持ちで向かう。途中敵の砲撃を受けていたが無事に医務室に到着した。


医務室でロッテランの無事を祈るばかりである。


同じ地球人とご対面して良い気になって演説する青葉!!そして戦う、ユラさんとジェニファーが教えてくれたことは無駄ではなかった。そして実は狙撃は幸運なことにミラコッタ嬢に教えてもらっていました。


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