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窮地に立たされる連合国!!

前回の愉快な話から逆転する苦しい状況。

 この時点で共和国のとることの出来る手段で最も良い戦略が何か?それを考えた時に出てくるのは共和国側の方が相対的には有利な状況であるという事実である。ウェルダンでの勝利はウルム戦線での連合国の縮小を招いて以来、連合国は『キングツァーリ』(王様・皇帝)を始めとした要塞攻撃用の火砲を失ってしまって攻撃力が極端に低かった。


 フィツァー提督はスプルーアンスに邪魔されて攻撃が上手くはいかないものの敵の拠点を三か所落とすことには成功した。ウルム戦線は連合国にとっては防戦一方であり、負け戦の流れだったのである。エレガス方面も901・902星系のみを残すだけで風前の灯であることに変わりはなかった。だが、こちらは艦隊決戦に負けて以来は共和国軍は包囲するばかりで攻勢の機会を失っていた。


 ウルムが前回述べたように苦しんでいる間に共和国はエレガスの首都星付近の整備に力を入れて強固な拠点へと作り変えていた。さらに先の海戦の被害艦も修理したし、新しい軍艦も建造し、902星系に小惑星基地を送り込んで包囲もしていたのである。


 敵の補給線の遮断さえなければ共和国は完全勝利目前ですらあった。しかし、艦隊決戦での敗北が共和国側の補給線防衛力の低下と補給線が通る星域での制海権を喪失させていて敵の前線基地の建設すら黙認する事態になっていた。


共和国は事態を打開するべく以下の作戦を考案する。


①ウルム方面にいたフィツァー提督に補給線の通る星域の確保を命じる。


②ウルムのデキム・シュテン将軍は遅滞戦闘に努めて敵の侵攻を遅らせる。


③共和国は902星系に対してエレガス側、ウルム側、さらに901星系側から攻勢をかける。


④フィツァー提督支援のための艦隊と兵力を派遣して敵基地陥落後はフィツァー提督率いる戦力は902星系を南から北上して攻撃する。


という作戦を立てて実行に移すべく一大戦力を終結させて準備に入った。


共和国軍編成


エレガス方面軍


兵力15億人以上、補助艦及び補助艇規定数上回る。


輸送船一隻に護衛艦4隻を充てる。上陸用艇も通常より多く用意する。

突破用の決戦兵器を使用する。


ウルム方面軍


兵力10億人以上、補助艦及び補助艇規定数


輸送船一隻には2隻以上充てることになった。上陸用艇は既定の数は確保されていた。

ウルムの要塞砲56㎝砲を急遽改造して急拵えだが決戦兵器を用意した。


901星系側遊撃軍


兵力2億以上、補助艦及び補助艇大幅に増強している。


輸送船は最新鋭の高速輸送船を使用する。上陸用艇は規定数確保

護衛艦は一隻に対して4隻


戦艦12隻

客船改造型強襲両陸艦2隻

巡洋艦16隻

駆逐艦300隻


この方面軍は敵が艦隊決戦を仕掛けてこようとする場合は退避してフィツァー艦隊を待つ


フィツァー艦隊


戦艦22隻

強襲両陸艦4隻

巡洋艦49隻

駆逐艦1400隻


エレガス方面から来る、フィツァー支援戦力


兵力約5億人補助艦及び補助艇大幅に増強している。

輸送船は最新鋭の高速輸送船を使用する。上陸用艇は規定数上回る。

護衛艦は一隻に対して4隻


戦艦10隻(先の戦いの修復艦含む)

強襲両陸艦2隻

巡洋艦13隻

駆逐艦600隻

全て最新鋭艦及び近代化改修済みである。新突撃艇と新突撃艦を配備していた。



という大戦力であった。



連合国側も共和国側が大規模な攻撃を予定している事を察知した。急遽902星系への支援を増やして対応する。


クロージア将軍は敵の大戦力が来る前にエレガス方面連合国軍を再編して対応する。


902星系は順調に要塞化が進んでいた。兵力は約25億人にまで膨れ上がっていた。ただし、戦力は三か所に駐屯させざる負えなかった。


901星系駐留軍


1億2000万人


902星系駐留軍


21億4千万人


前線基地「ミレタス」方面軍


約2億5千万人


保有する全艦隊戦力


戦艦35隻

強襲両陸艦10隻

巡洋艦80隻

駆逐艦2500隻


補助艦及び補助艇を増強した。ミレトス、ネスティーゼ、元周国からの増援艦隊が足されている。

連合国政府はBF29を正式に自国の突撃艇として採用して量産されている。



両軍共に現状導入できる最大戦力を集結させた。


そしてウルム方面に姿を現すサザーランド率いる大戦力である。



艦隊戦力は逆転しているが…思うようには増えていない所が苦しい。


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