戦争は誰が望んでいるのか?
特別任務は通常任務とは違う、通常任務に比べると与えられている権限が大きい、特別任務の為なら単独行動が出来るなど独立性が高い。兵士からすればキャリアを高めることに大きくプラスになる。その代わり危険な任務になるリスクが高いという特徴がある。
連合国の場合は軍の給料は安いのが相場である。軍事階級も存在しない。軍事階級が存在すると役職無しなのに給料を階級が高いために払う額が上がるのを嫌ったためである。それ以外にも役職制にして上下左右で議論して協力し合うことを重視しているという点も重要である。責任に関しては役職ごとに決められた範囲は例え誰かの意見を聞いたから決めたということでも責任は決断した役職者の責任になることが明確に憲法で首相を中心に国民全てに適用されるよう決められている。
人事の評価点で言えば一人で決断したように見せるよりも他の人の意見を採用して決断した方が高くなる傾向があり連合国の文化的傾向も相まって極めて下からの意見には上司は寛容である。
軍の給料は安いと言ったが軍人になるメリットは沢山ある。一つは市民権を持つのに最も適した職である。給料の代わりに税金が安いため高い市民権を維持するのが楽であり、公共住宅を無料で配布されるため、住む家に困らないし、管理する煩わしさも低い。公共住宅は貸出がOKなので賃貸収入を得ても何の問題も無い。
子供の育成にかかる費用は国が出してくれる。託児所が完備している。夫婦揃って戦場にいっても困らないようになっている。ぶっちゃけ死んでも子供が25歳になるまで国が面倒を見てくれるという親切仕様である。
とはいえ、軍隊全体で見ると欠員不足である。理由としては辺境に飛ばされるのがトップエリートでも回避不可能であり、どんなに優遇されても軍隊生活の厳しさは回避できないという理由に尽きる。しかも、民間の方が給料が高く、労働環境も改善されてきていて呑気に暮らそうと思えば困らないのが利点になっているからと言える。
前回の話で宇宙軍はエリートという話をしたが…これは他の二軍に比べて艦船勤務を強いられ、辺境配備が確実で常に緊張を強いられる機会が多いというデメリットが逆に志願して宇宙軍に入る人々のエリート意識につながっている為と見られる。
国防軍は楽な面が多い、他の二軍に比べて規模も役割も様々なため、配置場所には困らないため兵士たちは与えられた役割が気に食わなければ自由に自分にあったポジションを探せるという潰しが効く、民間にも比較的移動しやすい、宇宙にいる時は平時は宇宙軍の兵士たちと役割を分担して様々な委員会を組織して活動するという学校方式で仕事をしている。もちろん訓練はあるので大変ではあるが三軍の中では気楽な生活が出来る。
最後に突撃軍、こちらはスペシャルリストが多くアメリカ海兵隊みたいに独立して様々な役割をこなせるようになっている。白風では兵士の数は少ないので主に周囲の警戒と艦船の護衛をしている。給料も他に比べて高いので例外な存在といえる。誤解されるので断っておくと突撃軍が一番人気で理由は少数で装備がカッコよくて艦船では必要な仕事以外はしなくても良いという高待遇が兵士たちの中二心をくすぐって離さないからである。
このような三軍の形を見ると兵士の志願先で大分兵士の個性が見えてくるのは面白い。
特別任務の場合は給料に特別任務手当が付くのが嬉しいところである。完全な志願制で募集要項を見て来た兵士たちなので通常とは異なる人種の人間が多いのが特徴になる。何せ平和な時代に乗ってノホホーン!としないで軍隊に志願した奴らの中のさらに危険な場所に行くことを好む奴らである。
さてここまで長々と話をしてしまったが…ジェニファーから見た青葉はどう映っているかの話をしよう。
まず一つ目としては十年前に自分は地球人と恋したのに後に上手くいかずに仲たがいしたのに対して青葉達は仲が良いままなのが気に食わないという嫉妬心があるのは疑いようがない事実である。しかし、そこは重要ではない。それはジェニファーも分かっているので一応の自制心はある。
問題としては青葉の挨拶時のハグが無いことが気に食わないのである。要は文化に馴染めていないところが嫌なのである。お互い仲が浅いわけでは無いのでハグしないのは心情的に納得できない部分がある。そういう意味で日本人の青葉は難しい立場にいる。日本人だからという擁護は青葉の場合は出来ない面もある。握手もあまりしないからである。コミュ症なのだ!!それがコミュ力の権化的なジェニファーには気に食わないのである。
部隊長としての立場で言及するのであれば青葉が怖気づいていると感じられる言動が随所に見られるのも気に食わない。この作戦は青葉提案であり、インノケンティウス元老議員は強い支持を表明している。私自身この連合国の現状には憂慮している。不満分子を何時までも連合国内に留まらせる為に日和見主義的な政策でウルムが調子に乗るのを何時までも眺めているのは我慢の限界である!!
青葉は経験が無いから及び腰になっているのでは?もしくは今になって日和ったのか?艦にいる将兵全てに弱腰と見られるのはまずいのではないだろうか?という疑問が頭に浮かぶ日々が続いている。
感想を大募集中です。
設定を変えました。軍事階級を廃止しました。よく考えたら軍事階級って時代遅れな仕組みのような気がしてきました。
平和主義的な風潮の強い連合国ですが国家方針の矛盾が沢山あります。まぁ歴史上全ての国と現代の世界全てに共通して言えることは矛盾は争いの種になります。何故なら矛盾があれば『正そう』とするからです。




