31 魔王かレイヤーか悩む件
『 $€₩*&%△ 』状態:気絶
あと72時間以内に復活します
鑑定をし直して文字ぼけは大分消えたけど…内容はば、爆弾だ…。
コマンドどうする?
声をかける
とどめを刺す
逃げる ← ピッ
いやいやいや。
選択に悪意を感じる。
だってさ、声をかけたら自ら死にに行くようなものだし…かといって、とどめを刺すと今以上にフラグが乱立しそう。
ってことは…逃げる?
いや…逃げたとしても森の中で不自然に家が建ってるからすぐ分かるし。
う"ー。
精霊さん…そんなに涙目にならないでよ…。
『ねぇ…帰ろう』
「帰るっていっても…後3日以内に復活って書いてあるよ?」
帰る、それは一時しのぎにしかならない。
臭いものに蓋するヤツだ。
しかも時間が経つとその臭いが外に漏れて騒ぎを起こすタイプ…非常に面倒くさい。
…ん?
あれ、でも…もしかして。
「ねえ、これって本当に魔王なのかな?」
『えっ…?』
もしかしてアジア系の、私と同じ境遇の人とかあり得るのかな?
『だ、だって黒髪だよ…?』
黒ってだけで決める…さては君、アパルトなんちゃら推進派だね。
差別はよくない、もしも黒髪だけで魔王って決めてたらアジア系の人皆魔王になってしまうカオスが起きる。
「でもさ、私みたいに違う世界から飛ばされた人かも知れないよ?」
『異界の…人?』
小首を傾げる精霊さん…赤色目には先程よりも冷静さが戻ってる。
「うん、私の暮らしていた国だとほとんどの人が黒目黒髪だったんだよね」
今は見る影もなくまっさらな姿だけどね?
『じゃあユーリの世界は、こういう服装の人が沢山なの?』
「んー?」
改めて着ている服を面す。
「これは…うん、一部の人……とか…着ているね……自信ないけど…多分」
全身真っ黒助かと思いきや…アレだ。
コードなんちゃらの、黒の兵士だか騎士だかを作り上げた……確か元王子の服装だったっけ?
今さらそのコスプレって……個人的にないわ。
いや…もしかしたら文化祭とかで着なきゃいけなかったとか?
そのうち貴方までも孤独になるよ…メガロだったかギアロを使わなくても。
「取り敢えず、魔王でない事を祈りつつ一旦家に運ぼう」
『大丈夫なの?』
心配そうに聞く…どう見ても大丈夫じゃないでしょー(棒読み)
「見殺しにしたって言われて呪われるの怖いもん」
取り敢えず…車椅子作って………っと。
「まだ3日は目覚めないんだよ、その間に何か考えるよ…ぐっ」
この人思ったよりも重…い。
いや、私が縮んだだけか……くそっ解せぬ。
「一応、お塩とか盛り塩しておくから大丈夫!悪霊退散だい」
『ユーリ…それは何か違う様な……』
それじゃあ、家までレツッゴー!
この時ユーリは勘違いをしていた…目覚めるのが3日後だという事を。
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