19 姿が変わるのは精神的にキツい件
お久しぶりです!テスト無事に終わりました!
……えっ?手応え…?なんの事かな?
な、なんじゃこりゃあぁぁぁっ!?
お腹を怪我した人の様なリアクションを取る…い、いや、ふざけてる場合じゃない。
ヤバイよヤバイよ…本気と書いてマジでヤバイ。
水面に移るのは私の顔の筈だ。
けれど、水面に写っているのは私じゃない…小6くらいの子供だ。
「………………」
絶句…正にそれだ。
漫画でよくある口に絶句って書かれている…そんなリアクションしか頭の中が真っ白で出来ない。
水面に写る私であろう子供も、鳩が豆鉄砲食らったような顔をしている。
とにかく、こういう場合は…状況を確認しよう。
ショートヘアの黒い髪の毛は色素が抜けているのか…色がなく瞳も同じ色らしい。
顔は…うん、あんまり変わっていないのが救いだ。
前の顔を少し…?幼くしたような感じだ。
まあ、お肌のお手入れがしなくて済むのは結構嬉しいが…親がくれた顔や色素が変わったりするのは結構ショックだ。
「………………」
や、ヤバい…泣きそうになる。
水面に写る私も泣きそうな顔をしている。
森の熊に出会った時とは別の辛さだ…物理よりも精神的に来る…マジで辛い。
小説とかだと、こういうシーンニヤニヤしながら見るけどさ……自分が体験するとあんなに冷静になれないよ。
小説主人公スゴい…いろいろ強すぎる。
私の辺りがどよーんとした雰囲気が立ち込める。
『お主は先程から何を言っておる?』
空気だったフロムさんが乱入する。
「いえ、何も言ってませんが」
『はぁ…心の声が駄々漏れじゃ』
呆れた顔をしてため息を吐くフロムさん、プライバシーの侵害ですよ…それ。
『髪色1つ2つでそんなに困るものかの?』
フロムさんは首を傾げる…合法とはいえロリ…一部の人にはたまらない仕草であろう…だが、断言する…私はショタ派だ!
「困る、と言うよりはショックですね」
orzの状態から立ち上がりフロムさんを見た。
『……人間の感情とは良くわからぬものじゃのう』
『人の心はどんな生物よりも繊細なんですよ…』
口からか細い言葉と共に魂まで出そうになるが、何とか手で押し込む。
「何でこうなったか原因…わかったりしますか?」
自分の頭を指差して聞く。
『……そうじゃのぅ…』
顎に手を当てて考えて始めるフロムさん…何か原因になること私したのかな…?
『…そうじゃ、もしかしたらステータスに何か可笑しな所があってそうなったかも知れんからのう』
ステータスに可笑しな所…?
ふははははっ!可笑しな所だらけだっ!
『何を威張っておる…勝手に見させてもらうぞ』
また私の心の声が聞こえていたらしい…恥ずかしい。
フロムさんはそう言うと、自分の手元を見始めた…自分にしか見えない何かを見て独り言を呟いてる姿は不気味…それか電波な少女に見える。
そんな呑気な事を考えていたらフロムさんが呆れた顔をして顔を上げた。
『…はぁ……お主は本当に人間のなのか?』
「人間ですよ…多分……これ以上強くなると?が付くかもしれませんが…」
改めて言われると傷つく…さっきも言ったけどフロムさん、人間はどの生物よりも繊細なんですよ?
ステータスを開けと言われたので開く。
『お主の体の形状が変わったのはこれが問題じゃ』
あっ、フロムさん見えるんですね。
遅れてフロムさんの指を指す項目を見る…そこには99999の項目があった……やっぱりか。




