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15 神様が神様を殴りに行く件

やっぱり時間が足りませんね(汗)

フォン!


目の前に、ステータスよりも少しだけ大きいウィンドウが出現する。


《準備中…しばらくお待ちください》


…しばらく…か、何かロード中によく出てくるクルクル回るやつが出てる。


《準備が完了しました》


表示された後、半透明だったウィンドウがはっきりと誰かを撮していた。



『あー。あー。マイクテスマイクテス。』


…ん…?

およっ!?


この声って…もしや…。


"今度こそ君だけは…幸せにして見せるよ"(エコー)


ひょーっ!!カ、カオルボイス!?


『…?これってマイク入ってるの?』


や、ヤバい…脳内でエコーが止まらない…。


『…あれ?ちょっと…待ってください』


えっ!?


こっちはFE(ファイナルエンブレム)ifの白夜の第2王子の声だー!!


『はい、大丈夫です!』


一人で喜びに打ち比しがれている中…カウントダウンが始まる。


『ー3ー2ー1』


0…と言うと、目の前に座る白髪カオルボイスの男の人がドヤ顔をして微笑み出した。


…勿体ない、それが無ければカッコいいのに…。


『やあ、初めまして…だね?手紙で一応コンタクトは取ったけど…まあ、細かい事はいいか』


何だろう…神様…いや、カオル君(仮)に違和感が…。


『僕はこの世界の創設神…難しい事は面倒くさいので簡単にいうと神様です』


……ヤバい…この人私を萌え殺す気だ…。


『単刀直入に言うよ、レベルアップおめでとう』


ぶっ…カオル君(仮)が私におめでとう…だと…?


ここは天国か…?


『それで賭け…じゃなかった、レベルアップを祝福して君に称号とスキルをプレゼントするよ。』


…今、賭けって言わなかった?


『君にこの称号の力を使いこなせるか分からないけれど…世界のバランスは崩れて来ている、いつ何が来て何が起こるかは分からない…そこだけ注意してそのスキルを役立ててくれないかい?』


世界のバランス…それって神様でも直せないものなの?


『本当は僕が世界を管理してればいいんだけど、こう見えて僕は生憎放任主義なんだ。』


この野郎…自分の世界ぐらい自分で管理しなよ…それにカッコつけてるけど全然言ってる事は格好良くない…寧ろゲスだ。


あっ…わかった、何か違和感感じると思ったらこの人笑ってるけど目が笑ってない。


『それじゃあ、頑張って生き残ってね。僕は君の世界の神様をちょっと殴りに行ってくるから…』


えっ…ちょ、暴力は止そうよ?


『…はい!OKです!』


第2王子(仮)の声が響く…ん?画面が消えない…。


『それじゃあ、レイル後片付け宜しく』


座っていたカオル君(仮)の顔色が変わる…いや、真顔だ。


『ほ、本当に行くんですか?』


これって…あれか、お約束の未公開映像だね。


何を焦っているのだ…第2王子(仮)、そして立ち上がるカオル君(仮)。


『殴りに行くよ…だってイカサマしてたんだよ?…正々堂々の賭けに…。』


『ですけど…また、ボコボコにされたら…』


『前回は彼奴に加えて彼奴の友達と先輩もいたじゃん…彼奴単体ならイーブンだもん。それに今回悪いのは向こうだからね』


今回…って事は前回は悪かったんだ…。


『い、行ってらっしゃいませ…』


『留守を頼むよ、それじゃあ』


フッとカオル君(仮)がいきなり消えた後…第2王子(仮)が呆れた顔をして愚痴を言いつつカメラの電源を落とすまで録画が続いてた。



…1つだけ言わせて欲しい。



ショ…ゴホン、第2王子(仮)の容姿が滅茶苦茶可愛かった……ヤバい、何かに目覚めるかも…。


でも、この"何かに"目覚めたら、もう戻って来れないような気がする。



日本の神様のイカサマ…それは


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