第55話 私と私のキャンペーン(10)
老人の私の盤面を見ると、『白狼』は姿を消し、『ヨアンナ』が第三階梯に辿り着いている。
『時任 永遠』は向かい合った『ヨアンナ』を舞台から降ろしてしまう。
『時任 永遠』の特技・特記が『ヨアンナ』の特技・特記にどこまで対抗できるのか、コミュニティによって見解の分かれるところであるが、『我らが原理主義派』は『ヨアンナ』の物語が『急』の段階に進むまで有効という見解をとっており、この解釈は主流的なものである。
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『世界の終わりの羊飼い #10』
名前 ヨアンナ(よあんな)
年齢 15
特技
パンデミック(バッドステータス)
致死率99%の感染症保菌者。
1次産業は割と命がけ(バッドステータス)
羊は臆病だが危険な生き物で、気を抜くと突進して頭突きをしてくることがある。当たり所や、突き飛ばされた時の打ちどころが悪ければ死ぬこともあり得る。パッチと白狼が睨みをきかせている間は大丈夫だが、カバーし切れない時もある。
頓死判定(1D≦1)
野生を取り戻しそうな白狼の保護者
成長して逞しくなった白狼にとって羊の群れは絶好の巣穴だった。白色の森に白狼は溶け込み、迂闊に近づいて来た野兎を狩ることができるようになったのだが、勢い余って羊やヨアンナに襲いかかりたくなることもある。
頓死判定(1D≦2)
白狼の理屈
年寄と二本足で歩く奴は認めようとしないが、白狼はこの群れで一番強いのは自分だと思っているし、近いうちに自分がリーダーであることを分からせてやろうと思っている。フワフワした草を食う奴らは自分の所有物であり、許可なく近づく奴には思い知らせてやらなければならない。余所者の二本足が巣穴に近づいて来た時、白狼は自分の強さを見せつける良い機会が来たと思うだろう。
行商人死亡判定(1D≦3)
死亡回避に成功した行商人は怒って帰ってしまい、ヨアンナは白犬を叱る。白狼は自分の強さを誇示するかもしれない。
頓死判定(1D≧4)
境遇
連れて帰った子犬は、すっかり大きくなった。
たくましくなった白犬は、時々、野兎などを捕まえて自分の食い扶持は自分で稼いでくる使い勝手の良い牧羊犬になったのだが、なんだか、ちょっと違うんじゃないかなという目付きで自分を見つめて来ることがあるわよねとヨアンナは思っている。
ヨアンナが頓死すると世界の危機は回避される。
行商人がやって来るのをヨアンナは楽しみにしているが、来なくてもヨアンナは生きていける。残念だけど、生きていける。
特記
ヨアンナから白狼に感染しているとパッチと白狼が死ぬ。ヨアンナは成長して羊に舐められなくなっているので、パッチと白狼が居なくなってもヨアンナは羊飼いとして生きていける。寂しいけど、生きていける。成長して、人恋しくなったヨアンナは顔見知りの行商人以外の人間とも交流したいと思うようになったため、ヨアンナの隣に配置した人種の victim は感染を回避する特技・特記がない限り死亡する。
『世界の終わりの羊飼い』 Fin




