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右や左の国士様  作者: 隣之 芝生


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第54話 私と私のキャンペーン(9)

 『ヨアンナ』の頓死判定を乗り越え、第三階梯に進む。

 『時任 永遠』が追いかけ、『ヨアンナ』を舞台から降ろし、彼女の居た場所に嵌り込む。


 セミの抜け殻のやり取りが、もどかしい。

 寂しいまま舞台をおりてしまった彼女が進むはずだった物語に思いを馳せる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『世界の終わりの羊飼い #4』


名前 ヨアンナ(よあんな)

年齢 14

特技

パンデミック(バッドステータス)

 致死率99%の感染症保菌者。


1次産業は割と命がけ(バッドステータス)

 羊は臆病だが危険な生き物で、気を抜くと突進して頭突きをしてくることがある。当たり所や、突き飛ばされた時の打ちどころが悪ければ死ぬこともあり得る。パッチが睨みをきかせている間は大丈夫だが、カバーし切れない時もある。

頓死判定(1D≦2)


仔狼の保護者バッドステータス

 子犬だと思って拾ったのは仔狼で狂犬病にかかっているかもしれないし、怖い病気を媒介するマダニが寄生しているかもしれないけれど、それを教えてくれる大人は居ない。

頓死判定(1D≦1)


刈り取った羊毛を買い取りに来る行商人が訪れた時、人類の終わりが始まる。

人類頓死判定(1D≦2)


境遇

 村の墓地は掘り返され、遺体は森からやってくる獣たちに食い荒らされてしまった。

 しばらくの間は近づくことさえも出来なかったが、荒らすだけ荒らされて、現れる獣も居なくなった頃合いを見て、あらためて弔い直そうとした時、墓地で真っ白な子犬を見つけた。

 痩せっぽちで、独りぼっちで、しばらく様子を見ていても、迎えに来る親犬も居ないので、連れて帰ることにした。

 パッチは気に入らないようで吠え立てたが、子犬が腹を見せて甘えると、本意ではないのだがといった顔をしながらも、子犬を咥えて仔を産んだばかりの羊のところへ連れて行き、羊の乳を飲ませ始めた。

 パッチに任せていれば、牧羊犬の仕事を仕込んでくれるだろうと、ヨアンナは安心した。

 刈り取った羊毛を買い取りに来る行商人が訪れた時、人類の終わりが始まる。

 それまでにヨアンナが頓死すると世界は救われる。


特記

 ヨアンナが子犬だと思っている仔狼はヨアンナに懐いて甘噛みしてくるのだが、牙が鋭くて出血することもある。人から犬科への感染の可能性が発生。

感染判定(1D≧6)

 少し成長して、人恋しくなったヨアンナは顔見知りの行商人以外の人間とも交流したいと思うようになったため、ヨアンナの隣に配置した人種の victim は感染を回避する特技・特記がない限り死亡する。


1D1~3 世界の終わりの羊飼い #9 へ物語は続く

1D4~6 世界の終わりの羊飼い #10 へ物語は続く

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