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右や左の国士様  作者: 隣之 芝生


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51/62

第51話 私と私のキャンペーン(6)

 老人の私と私の『バニラ』が#1のまま前進する。

 頓死判定のハードルは低いが、2回ずつ挑戦となれば楽観はできない。

 いや、クリアしたとしても『時任 永遠』がいるから『土曜の夜』の暴走は痛み分けで終わるのだけれど。


 『ヨアンナ』は頓死判定をくぐり抜け、『白狼』の頓死判定に挑戦する。

 ここは少し緊張する。

 判定で求められる出目が厳しい。

 まあ、白狼が頓死して『時任 永遠』が追いかけられなくなっても、どうにかなるのだけど。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『見限られた白狼 #1』


名前 任意

年齢 0

特技

瀬戸際

 飢えていて、弱っていて、力もなくて、警戒心とか、闘争本能とか、それどころじゃなくて、何かが救いの手を差し伸べてくれるなら、腹を見せるし、尻尾も振るし、庇護欲をそそることに命懸けなので、他の victim の特技による無効化を受けない限り、この victim は他の存在から敵視されないが、庇護者に出会えなければ何の意味もない。

(頓死判定1D≧4)


境遇

 辺境の森の狼の群れに生まれた。

 突然変異で真白な毛並み。

 狼同士で呼ぶ名など無いが、母狼は駄目なヤツと、この個体を識別した。

 森の緑の中で白い毛並みは目立ってしまう。

 狩りの出来ない駄目なヤツに見切りをつけた母狼は、他の仔狼達に乳を与えることを優先した。

 当然、駄目なヤツの成長は遅く、群れの移動に付いて行くことができない。

 最近、群れが見つけた楽な狩場に置き去りにしたのは、母狼の最後の情だった。


特記

 積雪地帯のような白銀の世界に行けば狩りの名手になれるだろう。

 強者の庇護を受けられるならば、その下で力を蓄えるだろう。


1D1~2 見限られた白狼 #2 へ物語は続く

1D3~4 見限られた白狼 #3 へ物語は続く

1D5~6 見限られた白狼 #4 へ物語は続く

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