8 精霊達の湖
ご一読ありがとうございます。
感想お待ちしています。
ステータスを確認する。
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level:2
名 前:冴勿 蓮
年 齢:6歳
職 業:テイマー
称 号:破壊テイマー [new]
性 別:男性
スキル:低級テイム
能 力:身体操作レベルⅡ
身体強化レベルⅠ
HP:320 MP:660
攻撃力:20 スタミナ:55
防御力:25 素早さ:50
魔 力:120 クリティカル0.1%
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称号欄が増え、[破壊テイマー]を得た。
詳細を見るために称号欄を意識してみる。
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高級称号
破壊テイマー
取得条件:テイマー職初回ランクアップ戦闘時において破壊部位をつくり、自身及びエコー《デバイス》が破壊部位にそれぞれ1回以上ずつ攻撃を当て討伐した際に送られる
効 果:近接戦闘時のみ武器に【破壊】の効果を付与する。【破壊】を付与された武器はモンスターの破壊部位をつくりだす際の攻撃力が500%アップする。効果発動はモンスター1体につき1度のみ。
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破格の称号だった。
破壊部位…………。おそらく今回で言えば首の部分だろう。モンスターごとに破壊部位が異なるのかはわからないが基本的に生物の弱点といえる部位が相当すると考えられる。
頭、首、心臓周囲の胸部、……などがそうなのだろう。
高級称号ってことは、初回ランクアップ時にエコーと連携しながら近接で戦闘するテイマーは少ないってことだろう。まぁもともと遠距離から安全に戦いからテイマーを選択したから無理もない。初期リスポーン地点が森であったこととテイムできるモンスターに出会えていないから得られた称号でもある。それにカレンが指示なしで首に【ロックアイス】を放ってくれたことも大きい。
「カレン、ありがと。まじでナイスな攻撃だったよ。」
思わず屈んで抱きしめる。
駆動式デバイスのため背丈は50センチほどでなので子どもの体格でも少し屈んむ必要があった。
”…………。”
カレンは何も発しない。照れているのか何も思っていないのかは分からない。それでもこの称号が手に入ったのは半分カレンのおかげなので数秒ほど抱き着いていた。
「うっし。」
立ち上がっりながら自然とそんな声が漏れる。
再度ステータスの確認だ……。
能力の身体操作Ⅰが身体操作Ⅱになったのはかなり嬉しい。
戦闘時に自動で発動することはもちろん、近接で敵と戦う今の戦闘スタイルにマッチしている。身体強化も上がってほしかったが次のレベルアップの時にでも上がるのだろう。
クリティカルが0.1%上がっている。クリティカルが発動したときの効果がいまいち分からないのでNPCやプレイヤーに会えたら聞いてみたい。
ステータスは全体的に上昇し、減っていたHP、MPが全回復している。
「確認終わったからそろそろ行こうか。」
”承知しました。先ほど【スキャン】を発動し、周囲にモンスターはいませんでした。しかし前方10メートル先に敵ではない何に《・》がいます。”
「ありがと。なんだろう…。【スキャン】ではどんな風に分かるの?」
”モンスターは真っ黒に塗りつぶされたそのモンスターの形が感じられますが、今回は直径10センチほどの白く塗られている丸っこいものが感じられています。それがわかる範囲で4つほどまばらにいます”
「分かった。警戒しつつ木陰から見てみようか。MPは残りどのくらい?」
”道中に【スキャン】を使っていたこともあり、残り40ほどです”
「【ロックアイス】4発。【スキャン】だと8回か。敵じゃないかもだけど【ロックアイス】の準備をお願い。慎重に進めていこう。」
”【ロックアイス】”
息を吐く。吸う。2回ほど深呼吸をして気持ちを整える。
10メートル。夜の森の中であるためそこまでは見通せない。木陰に身を潜ませながら1歩ずつ歩みを進めてる。
カレンは【ロックアイス】を準備してくれた状態で慎重に後を付いてきてくれる。
残り4メートルほどまで近づいたところで水の音が聞こえ、なにやら開けた地形が広がっているように見えた。それに赤色や青色、黄色、緑色それぞれ1つずつ空中に浮びながら動いている。
敵意は感じない。視線が合う感覚もない。警戒を解いて木陰から身を出して歩いていく。
「湖。湖があるぞ。カレン【ロックアイス】をそこの木に当てて解除しよう。」
”承知しました”
【ロックアイス】の氷の粒が木にめり込む。ドゴッ。と音がした。浮かんでいる光が少し離れるように動いたが俺自身とカレンの姿を確認したのか感じたの感じたのかは分からないがすぐにさっきまでと同じように浮遊し始めた。
森を抜けて湖の畔近くまで来ると視線の上の方に
『精霊達の湖』
という表示が出た。自然とそれをそのまま読んでしまう。
「精霊達の湖か。………っ!!。」
何か感じる。体の内側から熱。掌からはぼんやりとした光。自然に。考えもなしに。ふと思い至る。
この光をテイムすることができる。
口角が上がる。ワクワクする。心臓が早くなる。どの光。いやどの精霊にしようか。
黄色みがかった緋色・空色に近い青・黄色がかった白・生き生きとした翡翠・ほとんど透明の黄緑。5種類の色がたくさん湖の周囲や湖の上に浮いている。
おそらく『炎の精霊』・『氷の精霊』・『光の精霊』・『樹の精霊』・『風の精霊』だろう。
「カレンは氷。氷属性が2体いてもいいけど、属性ごとのシナジーがあっていいはずだ。カレンはどう思う?」
”蓮さまの言う通り属性のシナジーはあると思われます。私の知っている範囲だと属性は『炎』・『氷』・『光』・『風』・『闇』が存在します。更に各属性2つずつ相性の良い属性があります。私の氷属性でいえば『闇』と『樹』ですね。”
「それ早く言ってほしかったかも。………『闇の精霊』見えなくね。」
”申し訳ございません。聞かれなかったので…。”
『闇の精霊』はここにいるのか。それともあまり姿を現さないのか、特殊な条件があるのか。全く見当がつかないのでとりあえず『樹の精霊』をこの中から選ぼうか。
「気にしないでカレン。とりあえずこの中から選ぼうか。」




