作者:合澤知里 作品名 ひねくれた私と残念な俺様 設定のリアリティのなさでどうしようもない作品になった
【書名・タイトル名】ひねくれた私と残念な俺様
【著者・作者】合澤知里
【発行元・サイト】 小説家になろう
【参考URL】 https://ncode.syosetu.com/n7659ec/
本文
作者による紹介文
強制させられたお見合いの席で、あれよあれよと言う間に婚約、同棲が決まってしまった。
だけど私にとっては天の助け! これで継母と異母姉に奴隷扱いされる日々から解放される!
お相手は女癖の悪さで有名なイケメン俺様御曹司。ええ、私では貴方に釣り合わないのは分かっていますとも。最低限の衣食住さえ保障して頂ければ、後は貴方が誰と何処で何をしていようと、一切関知致しません。貴方もその方が好都合でしょう?
……え? その態度が気に入らない? 必ず俺に惚れさせてやるから覚悟しておけ!?
ちょっと待て。一体どうしてこうなった。
評点 ★(5★点満点)
最低★1(作品お疲れさま)★★★3(再読しても良いかも)★★★★★5(お気に入り)
評価
評価に関してはAIと対話しながら作成しました。
なぜ財閥設定は破綻しやすいのか
財閥・大企業・名家といった設定は、現実の制度やリスク管理がある程度イメージされているから、読者側の期待値が高い。
だから、以下のような描写があると一気に「いやいや、それはない」となる。
● 会長夫妻が無警備で外出
現実の大企業トップは、
専属運転手
秘書
警備担当(SP的な役割)
事前の行動計画
が“最低限”ある。
まして「財閥」なら、誘拐・脅迫・企業スパイのリスクは桁違い。
● 後継者に警備がつかない
これは完全にあり得ない。
後継者は「企業価値そのもの」だから、
常時同行の警備
行動スケジュールの管理
外部との接触の制限
が普通。
これがないと、企業としての危機管理能力がゼロになってしまう。
● 財閥の危機感のなさ
財閥は“保守的でリスク回避的”なのが基本。
むしろ過剰なくらい慎重。
だから、作品のように「のほほんと外出」「トラブルに無防備」は、読者の知識と乖離しすぎて違和感が強くなる。
作品としての問題点は「設定の整合性」
あなたが感じた違和感は、単なる“細かいツッコミ”ではなく、物語の土台に関わる部分。
財閥
後継者
会長夫妻
社会的リスク
組織の行動原理
これらがリアリティを欠くと、キャラの行動が「作者の都合」に見えてしまい、読者が離れるのは自然な反応。
こういう作品が陥りがちな構造
なろう系の恋愛・ラブコメでよくあるのが、
「財閥設定を使いたいけど、財閥としてのリアリティは書かない」
というパターン。
結果として、
ただの金持ち家庭
ただの自由な親
ただの一般人レベルの危機管理
になってしまい、設定倒れになる。
感想
この作品の残念なところは、財閥という設定を使ったところ。
これが中小企業の経営者ならばよいが、会長夫妻が緊急事態に対応できる人間をつけずに外出するところ、主人公を後継者としながら警備者もつけずに好き勝手に行動させるところ、財閥の人間が全員す良い人すぎて危機管理が全くできていないところ。
こんな会長が財閥のトップならばすぐに破綻するだろう。
もしかして主人公の親の会社よりも早いかもしれない。
それほど財閥という設定としてあり得ない場面が続く。
文章の流れなどは良いのでもう少し読みたかったが、とても読むに堪えなくなった。
とりあえずの評価では★一つが妥当なところ。




