【7】無邪気な巨人、余計なことを大声で言う。〜チャーリー終了のお知らせ〜
そんなある日――
チャールズの心に限界が来た。
そして彼は、心も身体も大きな男、イーサンと同じ元軍人のベックの元に行った。
チャールズがベックに耳打ちする。
「ベック……チーフって、いつからあんな感じなの!?」
すると、ベックは薄いブルーの瞳をまん丸にして答えた。
「あんな感じってなんだよ?
イーサンは昔からああだぞ?」
その刹那――
チャールズを絶望が襲う。
「……昔から……!?」
チャールズの心が叫び声を上げる。
(改善の余地なし!?
昔から完成してるの!?
この圧、初期設定なの!?)
すると、無邪気な巨人が言ってしまう――
大声で。
「おーい!
イーサン!
チャーリーがお前の過去に興味津々だとさ!」
音もなく現れるイーサン。
「ほう……なぜ?」
それは、通常のイーサンだが、チャールズにとっては"圧"という絶対的な存在。
再び絶望がチャールズを襲う。
(ベック……!!
なんてこと言うんだよ!!
もう!
"過去"とか意味深ワード止めて!
ほら!
チーフのアイスブルーの瞳が俺をロックオンしちゃってるだろ……!!)
イーサンは淡々と告げた。
「よろしい。
俺のオフィスへ」
チャールズは奈落の底に落ちながら、心の中で絶叫する。
(……終わった……!
俺は終わったよ、ベックーーー!!)
無邪気な巨人は、その時――
ドーナツに夢中で、何も分かっていなかった。
「美味ーい♪
カリスタとヴィヴィアンもどうだ!?」
〜fin〜
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