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【完結】もしものチャーリー 〜最強捜査官の隣で、今日も俺だけ人類側です〜  作者: 久茉莉himari


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18/33

【18】最もいらない評価をされた人類側の男。〜科学の部分だけ拾わないで下さい、チーフ!〜

自宅でバスタイム中に、イーサンからの通信がパソコンに繋がってしまったチャールズ。


チャールズが叫ぶ。


「ちょっと……! ちょっと! 待って下さい! チーフ!」


イーサンが低く告げる。


「早くしろ」


「ハイッ!」と言う声と共に、チャールズがイーサンのパソコン画面に現れた。


その姿は、モコモコのウサギ模様が入ったバスローブを着て、頭には透明なヘアキャップをしている。


イーサンがまだ何も指示を出していないのに、チャールズが怒涛のごとく話し出す。


「まず! まず、言わせて下さい!


俺は人間として、お風呂に入っていました! そして、ヘアパック中です!」


だが――


イーサンは全く揺らがない。


オラクル本部にいる時のように、鋭い指示が飛ぶだけだ。


「昨日の件だ。 まずは死亡推定時刻の誤差を調べろ」


チャールズは必死に頑張った。


検索に検索を重ね、深掘りし、そして“答え”を出した瞬間――


イーサンがパソコン画面の向こう側で呟いた。


「……ハーパーは、ヘアパック中でも使えるな……」


それはチャールズにとって、最もいらない気づき。


チャールズが、またも怒涛のごとく話し出す。


「止めてください!! 止めて! 止めて!


そりゃあチーフはね! 何ならバスタオルでザッと拭いても、そのツヤツヤのディープブロンドを保てますよ!!


でも人類はですね! 必死にヘアパックしたり、ドライヤーで乾かさないと、キューティクルが死んじゃうんです!!


あと! 時間ね! 必要以上に長いと頭皮に危険!! 聞いてますか!? チーーーフーーー!!」


一拍の間。


イーサンが低く応える。


「必要以上に長いと頭皮に危険、か。 成る程」


科学の部分だけを拾う、最強捜査官イーサン・クロフォード。


ポカンとしているチャールズに、イーサンは続けた。


「よろしい。 では、ヘアパックを流せ、ハーパー。 では次に」


そこには、科学的な理解しかなかった――


チャールズはもう、心の中で叫ぶしかなかった。


(嘘! 嘘! 嘘! ヘアパックを流しながら検索しろと言ってる!?


確かに俺のパソコンは防水ですよ!! でもね! 俺は人類なんですよネ!!


ジャージャーとシャワーを頭から浴びながら、パソコンは使えない……!!)


「……ハーパー……」


「アッ……アイアイサー!!」


そして、チャールズはシャワーのコックを捻った。


〜fin〜

こまでお読み下さり、ありがとうございます(^^)

次回も読んで下さると嬉しいです!


毎日17時更新☆


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