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【完結】もしものチャーリー 〜最強捜査官の隣で、今日も俺だけ人類側です〜  作者: 久茉莉himari


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15/33

【15】最強捜査官に庇われた男、なぜか勲章を貰う側になる。〜原因はパソコンの要らない任務です〜

ある日、イーサンは当然のように言った。


「ハーパー、行くぞ! 場所は教えられない! パソコンは要らない!」


イーサンがチャーリーを連れて行く理由は――


今回はパソコンではなく、ハーパー本人の判断力が必要。


暗算・スポッター・現場対応の適性がある。


加えて、敵の通信や機器を見た瞬間に判断できる可能性がある。


よって連れて行く。


以上、だ。


チャールズは何とか「アッ……アイアイサー!」と答えたが、心の中には疑問が渦巻いていた。


(場所を教えられないところって、どこ!? そういうのはベック向きでは!? あと、パソコンが要らないなら、僕も要らなくないですか!? チーフ!!)


そして、またも何も無い軍のトラックの荷台に揺られ、夜の埠頭に到着する。


そこには、一隻の小型ボート。


イーサンは鋭くチャールズに告げる。


「これからは赤外線カメラを装着。 敵が見えたら撃っていい」


チャールズはテキパキと動くイーサンを見ながら、心の中で絶叫していた。


(嘘! 嘘! 嘘! まず、赤外線カメラ越しに人間を見たこと無いし! 夜の海だけでも怖いのに、チーフと二人で任務!? しかも、敵が見えたら即射撃!? どんだけ危ない相手なんですか……!! チーフ!!)


そして、イーサンがチャーリーを庇って撃たれてしまう。


銃弾は救命ベストを貫通し、イーサンは夜の海へと落ちた。


チャールズは身体も救命ベストも傷一つ無かったので、イーサンを何とかボートへ乗せた。


だが、ボートの操縦方法が分からない。


そこで、チャールズは決断する。


「キーを回せば何とかなる!」


そして、ボートは暴走し、沿岸警備隊に助けられたのだった――


病院で目覚めたイーサンは、静かに言った。


「君は命の恩人だ」


チャールズは微笑みの下で叫ぶ。


(違います!! まず、チーフが俺の命の恩人ですよね!? あと、俺のベストが無傷だっただけだし、ボートの操縦が分からなくて暴走してたから、沿岸警備隊に止められただけで!! 重いです!! チーフの命の恩人の立ち位置は!!)


ベックは涙ぐんで、「チャーリー!! ありがとうな!!」と、190センチ元軍人の本気のハグをしてくる。


カリスタも、美しい涙を零して言った。


「ありがとう、チャーリー。 あなたは私にとっても恩人よ」


ヴィヴィアンも照れ臭そうに涙を拭くと、笑顔で言ってくる。


「チャーリーって本当に凄いわ! 勲章ものじゃない!?」


元FBIの発想全開で。


すると、イーサンが再び静かに言った。


「もう手配はしてある」


微笑みを崩さずに、チャールズは心の中で絶叫する。


(勲章……!? 要らない! 要らない! それより新しいパソコン1台で良いですから!!)


しかし、最強捜査官の恩返しを、チャールズは断れるだろうか――


〜fin〜

こまでお読み下さり、ありがとうございます(^^)

次回も読んで下さると嬉しいです!


毎日17時更新☆


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