次はお前の番だ
私は倒れた朝比奈先輩を抱え込むと声を掛けました。
「朝比奈先輩! 大丈夫ですか!?」
私の声に朝比奈先輩はゆっくりと目を開きこう呟きました。
「君は...?」
「先輩...! 良かった!」
しばらくすると気を失うかの如く目を閉じてぐったりしていましたが、呼吸音も聞こえるし心音もしっかりしているので命に別状はないでしょう。
私はほっと一息つきながらもウワワ仮面の方を睨みつけました。
そして静かにこう一声を上げます。
「次は...お前の番だ!」
私が身構えると彼は笑い出します。
「ふはは...。これは失敬。まさか朝比奈君を倒したくらいでこの私に敵うと思っているのかね? これでも私は数多くの魔法少女やヒーローを倒してきたんだからね」
余裕の笑みで仮面の奥から私を見つめる彼の言葉には確かな重みがあります。
「...歴戦の魔法少女達が敗れたからって、私も同じように負けるとは限らないでしょう? やってみなくちゃ分からないよね?」
私が彼に突撃しようとした次の瞬間!
「ふはは...こうすればどうだろうか?」
「...えっ!?」
あろうことかやつは気を失って動けない先輩の方に弾丸のような攻撃を仕掛けてきたのです!
「この...! 卑怯者!!!」
私はすぐさまきびすを返してその弾丸を弾きに向かいました。
ギリギリセーフと言った感じのタイミングで間に合い、なんとかその攻撃を弾き返した時にはもうやつの姿はどこにもないのでした。




