はためく紅蓮の翼【レッドフェニックス】VS朝比奈先輩
私が変身完了するとウワワ仮面は慌てていました。
「新たな魔法少女【レッドフェニックス】ですと!? こんな聞いてない! あなたは強気な志を持ったまま私の配下となった朝比奈君に好き放題にやられてしまい、私に苦悶の表情と絶叫を提供するだけの哀れな少女のはず! こんなの美しくない!!!」
そう叫びながら私にテニスボールをぶつけるように指示を出す彼でしたが...!
(...見える!)
変身した影響か全ての身体能力が遥かに向上しており、仮面によって強化された朝比奈先輩の攻撃を難なく避けてしまう私!
「こんなことが...! あってたまるものか!!! 朝比奈君! あんな小娘は早いところ片付けてしまいなさい! 私の前で跪き志半ばにて儚く散るからこそ年頃の強気な少女には価値があるのです! 勝利など与えてはなりません! 私が見たいのは鈴羽 紅 の絶望に満ちた敗北の表情だけなのです!」
言いたい放題言われていますが、もはや負ける気など全く起きません!
朝比奈先輩のボール攻撃も今の私ならば簡単に回避できますし、なんならボールを蹴り返して反撃もできています。
何度かボールを弾き返すと、朝比奈先輩が膝を着きました。
それを見た私は勝機と見て一気に必殺技を放ちます!
「【レッドフェニックスアタック】!!!」
必殺技と言ってもただ炎を纏って突撃するだけのシンプルな技ですが、今の私にとっては最強の奥義です。
ホワイトサンシャインの攻撃ではびくともしなかった朝比奈先輩に一撃を入れ、勝利することができました。
私は勝利のVサインを決めてこう叫ぶのでした。
「ビクトリー!」
と。




