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なぜこんな場所に結衣が!?

「ゆ...結衣!? なんでこんな場所に!?」


「...なんで【レッドフェニックス】様が私の名前を知っているの!? いや! そんなことは今はどうでも良い! 【レッドフェニックス】様! 絶対に【ウワワ仮面】の提案を受け入れちゃダメです! そいつに一度でも仮面をつけられるとその支配からは一生逃げられなくなってしまうんです! これはヒーロー達が死に物狂いでかき集めたヴィラン報告のホームページに載っている確かな情報です!」


「ヒーロー達によるヴィラン報告のページ? そんな物があるのか!?」


「あ...いえ。興味本意でヒーローや魔法少女関係の事務所のページに無断でハッキングしてたことがあって...。出来心でつい...」


「ええ...」


 何気にすごい犯罪してないか? 結衣の奴。


 とは言え...。


「...そうか後で精神支配から抜けらる可能性がないのならこの提案を受け入れる訳にいかないな」


「...交渉決裂という訳ですね。残念です」


【怒りの巨人】私に向かって拳をもう一度振り下ろそうとする。


(今度ばっかりはもうダメだな...)


 そう思いつつも私は結衣の方に向かって静かに笑います。


「【レッドフェニックス】様?」


「ありがとう結衣。貴方のおかげで人間らしい死に方はできそうだ」


 ニコッと笑った私が最後に聞いた声は結衣の「いやああああああ!!! 【レッドフェニックス】様ぁー!!!!!」という悲鳴と絶叫が混じる悲痛な叫びなのでした。

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