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【悪の天才科学者Mr.MG】②

「なんだ? そんなにすごい奴なのか?」


 私がそう呟くと2人して私にこう告げた。


「【悪の天才科学者Mr.MG】はすごいなんてものじゃないですよ! 【レッドフェニックス】様!」


「そう...、【悪の天才科学者Mr.MG】はヒーローと魔法少女の永遠の宿敵とも言える程に長い間対立している最高位のヴィラン。その厄介な部分は最も効率よく敵を倒すことに特化しているってところです」


(ふ〜ん、なるほど)


 そう言われると確かに納得してしまう。


 1日に2発しか大技を出せないと研究した後に多人数で翻弄するような戦い方、確かに厄介な相手だ思う。


「だから今ここで倒すておいた方がいいと思います!」


 と【トパーズサンダー】に言われましたがこう返します。


「無駄だよ。あのメカを倒しても本体は別にいるから」


 そう返しました。


「...えっ? どれか一体が本体なんじゃないの?」


 結衣までそう呟きますがあの中に人は入っていません。


「私には【熱のコントロール】と言う技術があるんだけど、あの中の熱源に人間らしき存在は入っていない。機械の駆動だけの熱源しか見当たらないんだ」


 見当たらないと言いましたが、実際は感じ取れないと言った方が正しいかもしれません。


「そこまで見破るとは...御名答。私は機械の中にはいないよ。遠隔操作で操作しているだけにすぎないのだからね」


「え...遠隔操作のメカでこの強さって...!」


 明らかに動揺する【トパーズサンダー】に更なる一言が追加される。


「悪いが【トパーズサンダー】よ。お前は私のメカの実験体にちょうど良かったんだ。強すぎず弱すぎずデータを取るのに最適な個体がわざわざ個人で握手会を開いてくれたのだからね。こちらとしては嬉しい限りだったよ」


「...丁度いい実験隊?」わなわなと震え出す彼女を制止する私。


「分かったからその辺で。ほらっ、早く行きなよ」


「...壊れたメカのデータを壊されてはたまらないのでね。データ基盤だけは持って行かせてもらう」


 そう言いながら頭部にあるメモリーのような物を取り出しては引きちぎっていくメカ達。


「これで欲しい物は手に入ったが。【レッドフェニックス】よ。また今度貴様のデータを調べ上げてから対戦を希望したい。日時は改めて出そう」


 などと言われたが「いや、そういうのいいから2度と私の町に足を踏み入れないで」と返す。


「...度胸もあるな。そういう奴は嫌いではないぞ」


 そう吐き捨てて撤収していくメカ達が見えなくなるまで私は何も起きない事を祈るのでした。


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