サイン自慢はどうでもいい
その後も結衣のサイン自慢を聞きながら一応作戦会議を進めます。
「まあ、とりあえず私たちは後方からことの成り行きを見守り、やばいと判断したら飛び出す手筈にはなっている。いわば隠し玉みたいなものだな」
「ふむ、いわゆる私たちが最終兵器みたいなものですね。紅先輩にはぴったりな役回りだと思います」
澪はそうは言ってくれますが私は納得していません。
「でもさ、やっぱり納得できないよね。遠くからわざわざ私達を呼んでおいて後方で待機とかなんかおかしくないか?」
私の疑問に天音が呑気に言葉を入れます。
「まあ、いいんじゃないか? 楽してこんな美味し思いできるならさ〜」
ニコニコしながらまだお菓子を食べている天音に私はこう呟きます。
「そんなにお菓子ばっかり食べてさ。いつかデブるぞ」
「大丈夫! その分体動かすし! 歌を歌うから!」
まあ、彼女の場合はある程度エネルギー源である糖分は必要か。
(でもやっぱりその量はないとおもうぞ?)
私がじと〜っとした目つきで彼女をみていても何も感じていないようで...。
「それだけ甘いものを食べてもそのスタイル...。ズルい」
と澪は別のところで天音の体質を羨ましがっているのが分かります。
「さあさあ、皆さん、明後日はきっと大丈夫ですよ! 私たちは【ザ・フェニックス】です! それに【ブルーマーメイド】の方達もいらっしゃるので相手がAランク怪人であってもきっと勝てます!」
明梨の言葉に私は「そうだといいんだけどな...」と少し不穏さを隠しきれない言動をとるのでした。




