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そこに愛がある  作者: 夜長
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帰り道のー結依ー

お待たせしました。

忙しかったり内容に悩んだりしましたがようやく更新です。


「えー、今日で私たち3年は引退になるので引き継ぎをしようと思います。」


試合が終わり最後のミーティングをする。


「3年と先生で話し合った結果、新部長はユキとなりました。みんなで助け合ってより良いチームになってくれることを願います。」



その後、それぞれ簡単な言葉を述べ解散となった。



「あー負けちゃったな~」


帰り道、ユキと一緒に帰る。


「はい…。」



「私はもう引退だけどユキ、新部長として頑張れよ!」

ユキがとても不安そうな顔をする。


「正直、結依先輩ほど人望がある訳ではないので不安です。」

ユキは昔から私を慕っていたせいか自分が劣っていると思う節があった。



「何言ってんだ、ユキが部長に任命されたのは誰よりも努力してるからだよ。毎日遅くまで残って練習して」


そう、最初はただ梨花に釣り合うような格好いい私でいたいがために努力していた。


「案外みんなちゃんとそういうの見てるんだよな~」


でも下から私を慕い追い付こうとするユキを見ると後輩たちに恥ずかしくないように振る舞うようになった。


「だから私は安心して引退できるよ」


ずっと誤魔化していたがユキは私よりを超えている。


「私は!私は…ただ結依先輩と一緒に入られるように努力して努力して努力して…こんな不純な努力認められていいはずがないです!」


ああ、私はこんなにユキが思い詰めるまでに気持ちを見ないフリをしてしまったのか。



「なあ、ユキ。」


なら私は言わなくてはいけない。


「ユキが私のことを慕ってくれてたのは知ってる。こんな慕われるのはとても嬉しかったし、その努力が私の方を向いているのもなんとなくだけどわかってたよ。」


この先、私がいなくても迷わないように。



「その努力をさ、1年だけでもいい。部活のみんなに向けて上げて欲しい。そしたらみんなも今以上に付いてきてくれると思うし今まで見落としてたことにも気づけると思う。」



「でもそれじゃ、結依先輩に…」



「私はいつでもユキを見守ってるよ。」


少しずつ。少しずつ変わって行くのを私は楽しみにしているよ。


「じゃ、じゃあ出来るだけ部活に顔を出してくださいね」


「うん」


「来なかったらメッセージ送りますからね」


「いつでもいいよ」


「じゃあじゃあ!」


「まったく甘えん坊の後輩だな…」









お読み頂きありがとうございます。

前回で後輩編を終わろうと思ってましたがこの作品の売りの多視点が薄かったと思ったので急遽入れることにしたのですがとても悩みました。

やはり結依は格好いいというキャラを曲げてはいけないと思うことになった話となりました。

次からはしばらくコメディ多めで行こうと思います。

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