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そこに愛がある  作者: 夜長
34/52

試合ーユキー

お待たせしました~


第2Qを終え、5点差を付けられ折り返すことになった。


お互いエースを主軸として作戦を立てていた。



「結依先輩、だいぶ消耗してるみたいですが大丈夫ですか?」


明らかに前の試合の疲れが出ている。

そしてこの試合も県で3本の指に入ると言われるFWをほぼ完全に抑え込んでいた。


「いやー花子のやつ、上手くなったな~」


先輩はヘラヘラしているが、相手のエースを抑え込めているのに点差が開いているのは、エース以外のつまりチームの地力の差が出ているのである。

おそらく、後半はエースだけでなく他の選手で攻めてくるだろう…。

そうなればきっと…



「桃花、なに暗い顔をしてるんだ?こんな点差、全然ひっくり返るさ。」



そう言った先輩はコートに戻って行った。




後半は予想通り、エース以外で点を取られ差がじわじわと開きほとんど負けが決まっていた。



しかし、結依先輩と相手のエースの西園寺さんは最後まで全力で戦っていた。


61-88


試合後、チームの差がはっきりと点差に出た。


「はーやっぱ花子の学校は強いな~ で、約束って何だったの?私、忘れちゃってさ~」


「いや、私は負けたわ…貴方に完全に抑え込まれてチームとしては勝っても貴方に負けたわ。」


「私一人が勝っても意味かないんだよ。勝者なんだから胸を張れ。優勝しろよ!」


「ええ、必ず。」

二人は握手をした。


「桃花さんだったかしら?」


結依先輩が去ってから西園寺さんが話しかけてきた。


「はい。えっと、結依先輩なら外に出ていきましたよ?」


「いいえ、貴方と話に来たの。」


私に?


「貴方、結依の事好きなの?」


「!?!?!?」


なんでバレてるの!?


「わかるわよ、結依カッコいいものね。私ね、中学の頃に勝てたら私と付き合ってもらうっていう約束をしてたの。もう忘れてたみたいだけどね。」


なんて悲しそうに笑うんだろう。


「でも、結依に1度も勝つことが出来なかった。まあ大学で勝てるように頑張るわ。貴方は何も約束をしていないのだからちゃんと気持ちを伝えるのよ」



そう言い去っていった。

西園寺さんいい人だ…



「西園寺さん!!」


西園寺さんに伝えなきゃ。



「結依先輩、大学ではバスケやらないらしいです!!」



「えーーーーーーーーーーーー」



お読み頂きありがとうございます。

サブタイのユキを桃花と書いてましたすみません。

もしくは、今のところ予定はありませんか過去偏をやるとしたら出てきますのでお楽しみに~

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