妹のように思ってた②
先輩と後輩っていいですよね。
19時、約束の時間になり桃花の家に向かう。
チャイムを鳴らすと桃花がエプロン姿で出てきた。
「ユキちゃん、いらっしゃい~。ちょうどご飯出来たとこだから良いタイミングだよ~」
「こんばんわ~桃花のご飯楽しみだったからお腹空かして来たよ!」
家に入ると気合いを入れたのがわかるほどの豪華なご飯が並んでいた。
「気合い入れたね~」
「ユキちゃんと話すの話すの久しぶりだったからね~」
桃花が席に座るように促し席に着く。
「さあさあ、久しぶりの再会に乾杯しましょう。」
グラスを渡され乾杯する。
「「乾杯」」
食事中はお互いの何気ない高校生活について話をした。
「あーお腹いっぱい~ごちそうさまでした~」
どれもおいしいためついつい食べ過ぎてしまった。
「はーい、お粗末様でした~」
食後、お互い動く気力がなくなりソファーに座り話を続けた。
「聞いてよ桃花~、高校入ってから結衣先輩がバレー部の梨花さんに夢中でこっち向いてくれないんだよ~」
「まあ、結衣姉ちゃんとお姉ちゃんは最近はお互い意識しあって良い感じだから~」
桃花に抱きつく私の頭を撫でてくれる。
「やっぱ昔からの知り合いなのかー。…ん?お姉ちゃん?」
誰が?誰のお姉ちゃん?
「あ、しまった…」
桃花はやってしまったという顔をしている。
どうやら桃花は梨花さんを敵対視していることを気づかって姉妹だと言わなかったらしい。
「道理でお姉さんと会えないわけだ~」
「いやー隠してた訳ではないんだけど。」
「容姿端麗でしかも妹まで完璧とか~。桃花が私の妹だったらな~」
桃花にもたれかかる。
「私はこんなダメな姉は大丈夫かな~」
桃花は私を軽く突き放す。
「桃花ひどーい。」
私は勢いで反対側に倒れこむ。
「あー結衣先輩に振り向いて貰えないのかな~」
「まあユキちゃんなら他にいい人いるよ」
ユキは立ち上がる。
「いないよー他にいい人なんてー」
桃花に抱きつくがソファーに押し返される。
「桃花…?」
「ユキちゃん、私は昔からユキちゃんが好きだよ」
その時、何が起こったかわからなかったが確かに桃花にキスをされていた。
「え…?」
「私、お風呂入って来ます。」
その後の記憶は曖昧だが桃花ん家に泊まり家に帰って何を話したか覚えてないが桃花の唇の感触だけが残っていた。




