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そこに愛がある  作者: 夜長
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勉強会②ー梨花ー


「さて、結衣の家に向かうか。」


夜、復習を一通り終え結衣の家に向かう。

徹夜での勉強だったのでとても眠い。


結衣の家は徒歩で数分、とても近い。

ポケットでスマホが鳴る。

友里からのメッセージだ。


“本屋で百合の漫画…じゃなくて、そう参考書を買って行くから遅くなるわ☆”


やる気あんのか…


そうこうしているうちに結衣の家の前に着いた。

チャイムを鳴らすとすぐに扉が開いた。


「はいはーい。お?梨花じゃないか~」

家から出てきたのは、四季さんだった。

あー帰って来てるって前に桃花から聞いた気がするけど忘れてたー。


「お、お久しぶりです。」

反射的に、顔が引きつる。


「まあまあ、そう嫌な顔をするなよ。別に取って食おうって訳じゃないんだ。」


四季さんは、流れるような動きで私の後ろに立ち背中を押し家に入れる。



私のお尻を撫でながら。



「四季さん…その手は…」


「はっすまんすまん。とても良い胸と尻をしてて胸は結衣に悪いと思ってつい尻に…」


悪びれもない、いつも通りの四季さんに呆れて物も言えない。


「別に私の胸は結衣のでもありません!!」


四季さんは へ~ とニヤニヤしてこちらを見てきてとても腹が立つ。


「結衣は部屋にいるから行ってあげな。」


「そうさせて頂きます。」

結衣の部屋のある2階に上がるとき手土産を持ってきた事を思い出した。


「コレ オカシ ドウゾ」

手土産を四季さんに押し付けて2階に上がる。


「律儀だね~」



ーーーーーーーーーーー


「結衣来たよ~」

部屋を開けると結衣が問題を開いて唸っていた。


「お、梨花!いらっしゃい~」

結衣の顔から疲れが見える。


「疲れてそうだけど勉強してたの?」


「いやー教わるとこをまとめたくらいだよ~。疲れは別に色々あってね。」

色々ってなんだろうか。


「それより友里は?」


「ああ、友里なら本屋寄ってから来るって。」


「相変わらずマイペースだな~」


よく考えたら今この部屋で結衣と二人っきりか…

いやいや特に何かを期待してる訳じゃないし!!

でもでも、結衣がそういうこと望むからやぶさかではないというか?

あ、今日の下着何色だっけ。

可愛いのだったかなー


「梨花、立ってないで座りなよ。」


「ひゃ、ひゃい!」

急に声をかけられたから声が裏返ってしまった。


「とりあえずここと、ここを教えて欲しいんだけど」

結衣が教科書を開きわからないところを聞く。


「どれどれ?ああ、それは…」


実際は結衣はアホだけど勉強が出来ないわけではない。

普段勉強していないだけで地頭は私よりもいいかも知れない。


ーーーーーーーーーーー


数時間後には結衣のわからないところは大方理解してしまった。


「いやー梨花の教え方は相変わらず上手いな~」

結衣は一段落ついて横になる。


「結衣は勉強出来ないわけじゃないんだから普段から勉強しなよ~」


「いやいや、梨花に教わるのが楽しいから無理かな。」


まったく、どこまで本気なんだか。


「そういえば、友里まだ来ないのかな?」

いくらなんでも遅すぎる。

電話をかけてもつながらない。


結衣と一緒に探しに行くことにした。


一階に降りるとリビングから四季さんが誰かと話している声がした。


「あれ、姉ちゃん誰と話してるんだろう。」


リビングを覗くとそこには四季さんと楽しそうに話している友里の姿があった。


「いやーお姉さんがこんなに本の話がいけるなんて思いませんでしたよ~」


「いやいや、私もこの手の話を出来る人がいなかったから嬉しいよ。」

二人は熱い握手ののちハグをし深い友情が目覚めていた。


「四季さんと友里何してんの?」


「家に着いたらお姉さんが出て来て、たまたま買ってきた本の話になって気づけば熱い友情が目覚めてた」


いや、勉強しろよ。


「いやーお前らの友達、見所があるな。もう少し借りるぞ。」


いやだから、勉強…


「お姉さんに勉強も教わるので二人でお風呂でも入って来たら?」


四季さんと友里は四季さんの部屋に行った。



「えーと、梨花。昔みたいに一緒にお風呂入る?」



え!?

入りたいけど恥ずかしい。


どうする私…!!

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