手紙ー結衣ー
午後、いつもの退屈な授業。
グラウンドで一年生が走っている。
「あ、桃花だ。」
梨花の妹の桃花が走っているがとても遅い。
「あ、転んだ」
見た目はとても似ているのにどうしてこんなに運動神経は似てなかったのか。
桃花の様子が心配で眺めていたが、たまたま桃花と目が合いこっち見んなと言わんばかりのジェスチャーをされたのでしょうがなく前を見た。
前を見ると、前に座っている梨花が船を漕いでいた。
いや、実際にはクラスの半数は眠そうにしていた。
八ッ...!!
梨花が透けブラしてる。
えろっ
ずっとこのまま見ててもいいんだけど後々ばれると怒られそうだからな~
ノートを破り手紙で何となく教えることにしよう。
“透けてるブラって夏って感じでいいよね”
まあこれで分かってくれるだろう。
前に手紙を投げ込むと梨花がびっくっとなって起き手紙を読んでいる。
首を傾げながら何かを書きこちらに手紙を回してきた。
“私は、結衣の身体の方がいいと思う”
ん?
私の身体の方がいいとか寝ぼけてるな~
てか梨花も意外とむっつりさんだな。
“私の身体目当てだったのね…!!でも結衣になら…♡”
まあこれで目は覚めるだろう。
その後手紙が帰ってこなかったが、目が覚めたのか頭を抱えて悶えている梨花の姿が見れた。
授業が終わると梨花がもの凄い勢いで身体を捻って私の方を見てきた。
「さっきな手紙、返して!!」
珍しく梨花が焦ってる。可愛い。
「えーどうしよっかな~?」
ついついイジワルしたくなっちゃうんだよな~
「寝ぼけててどうにかしてたの~今度クレープ奢るから~」
梨花は今にも泣き出しそうなチワワみたいな顔をしてくる。
この顔をされてイジワル出来るだろうか、いやない。
「じゃあクレープ奢って貰うかな~」
梨花に手紙を渡すと余程恥ずかしかったのかビリビリに破り鞄に突っ込んだ。
「そういえば、元々透けブラしてるって言いたかったんだけど気づいた?」
「え?」
梨花はまた顔を赤くしブレザーを着た。
「まあ梨花の透けブラ、ずっと見れて私はよかったよ☆」
梨花に肩をポカポカ叩かれながら次の授業の鐘がなった。
ああ、夏最高!




