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第25話 「闇は全てを飲み込む」
お待たせしました!第二十五話です
シンが倒れた。
それによりウンディーネにも変化が現れる。
賢者を守護する精霊は魔力源を主とすることにより姿を現せる。
シンが傷ついた今、それも難しくなる。
「…っ」
「あはは♪賢者が倒れればいくら精霊でも私には勝てないわ」
ウンディーネの姿がだんだん水に帰っていく。
せめてシンだけでもと手を伸ばすが少女によって遮られる。
「ねえ、まだ抵抗するの?ウンディーネ」
「シンを私の主をどうするつもり?」
そう問うと少女の顔に歪んだ笑みが浮かぶ。
狂っている。
そんな表現が当てはまりそうなそんな笑み。
「お人形にするのよ?だからあなたは邪魔なの♪」
ウンディーネは後ろから襲ってきたクマのぬいぐるみによって消し去られた。
「ふふっ♪ありがとう。これでこの子も私のお人形だわ♪」
クマのぬいぐるみを少し撫でそれにシンを担がせる。
「さて、お家に帰りましょうか♪」
少女達は霧のように暗闇に溶けていった。
ーーー…
どこまでも続く暗い漆黒の闇。
なぜかあの頃の事が見える。
あれはいつだったかな。
もう随分昔の話だな。
僕が許される事なんてない。
だから僕は償いに自分を…。
小さな少年は闇に沈む。
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