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タイトル未定2026/07/31 03:55

第40章

ガイア


マリクが指で私の中を貫く。


思わず喘ぎ声が漏れ、私は彼の顔を掴んで激しく口づけをする。


マリクは指を動かし、私の中で執拗に擦りながら出入りを繰り返す。


私は彼の唇を噛み、自由に呼吸するために顔を離して荒い息をつく。


体が燃えるように熱く、脳みそはとろけそうだ。もしこれ以上奥まで進んだら、どんなに素晴らしいだろう。


マリクは私の首筋に口づけ、そこを吸う。


好きなだけ跡を残して。物理的な印なんてどうでもいい、ただ手を止めないで。私は彼を強く抱きしめ、さらに激しく喘ぐ。


マリクは下から手を離さないまま私を持ち上げ、私の小さな胸を見つめる。「綺麗だ」


「こんなに小さくても?」喘ぎながら、私はなんとか問いかける。


「ああ、たくさん触れば大きくなるかもしれないぞ」彼の舌が私の乳首を味わうように舐める。


快感の震えが全身に押し寄せる。


私は彼の体に脚を絡め、腕でぶら下がるように体を支える。世界中の何が起きても、彼に止まってほしくない。


そしてマリクは止まらない。唇で私の乳首を含んで優しく吸い上げ、片手で私の背中を支えながら、もう片方の手で私の太腿の間で魔法を紡ぎ出す。


私は快感のあまり、喘ぎ、声を上げる。


世界が私の周りをぐるぐると回り、絶頂が弾ける。


神様、私はずっとこの人と一緒にいたい。


マリクが乳首から唇を離す。「俺はお前をまだ終わらせていないぞ」


私は唇を噛む。「あなただって、自分が気持ちよくなりたいからでしょう」


「それもあるが、お前を探索し、触れ、味わうのが好きなんだ。どこまでも、な」


「だったら、止めないで」


マリクはもう一方の乳首を吸い、私たちは体勢を入れ替えて、私が浴槽の縁に背中を向けるようにして彼が私のお尻を縁に乗せる。


実家を出て一人暮らしを始めたら、絶対にプール付きの家にしよう。


マリクが私の太腿の内側にキスをする。その丁寧な仕草からして、ここにもキスマークを残すつもりのようだ。


「好きなだけ跡を残して」彼がこのあと何をしたいのか、もう分かっている。


彼は片手で私の乳首を指先でなぞる。


私はその手を掴んで自分の口元へ運び、彼の指を吸う。


マリクが動きを止めた。その視線から、彼が私の意図を理解したのが分かる。


「今は力を抜いて、ただ感じろ」


「もう十分に感じてるわ。あなたの好きなようにして」


「残念だが、それはできない。もしそんなことをしたら、お前はもう家に帰れなくなる」


しまった、あまりの快感にそのことを忘れかけていた。「……それは、私だって同じよ」


「どうにかできるか考えてみよう、俺は約束を重んじる男だからな」彼は私の太腿の間に顔を沈め、優しく口づけをする。


私は彼の髪に手を沈める。


マリクは舌を突き出し、そこへ小さな円を描くように動かす。


私は思わず背中を反らし、再び激しく喘ぎ出す。彼の頭を動かすと、彼は私がもっと感じられるようにその動きに合わせてくれる。


マリクの舌は私の周囲を愛撫し、私の中へ出入りする。


もう座っていられなくなり、私は床に体を横たえ、彼の手を掴んで強く握りしめる。


もう一度の絶頂が私を激しく揺さぶり、私の中、そしてマリクの口の中で弾ける。彼と、それまでに私が経験したすべてのこととの間には、比べる影もない。


マリクは優しいキスを続け、私を味わい、甘く愛撫してくれる。


もし今、ここに残ってくれと言われたら、何と答えればいいか分からない。


「今度は私の番。何かさせて」今度は私が、彼を気持ちよくさせてあげたい。


彼は体を起こして水から上がる。彼の体から水滴が滴り、降り注ぐ。それは私がこれまでに見た中で、最も官能的な光景だ。


彼は私の隣に横たわる。「俺の上に来い。お前のすべてを見たい」


二度と言わせない。私は彼の太腿を跨ぐように乗り、彼のペニスを目の前にして、それを愛撫し始める。


「こう?」


「ああ」


彼は私の胸に手を置き、それを揉み動かす。これもたまらなく好き。


私はそれをしっかり握り、上下にしごき始める。


マリクは喘ぎ、私の目を見つめる。彼もひどく興奮している。そして胸から手を離さず、むしろ私の動きに自分の動きを合わせる。


「すごく上手だ……」彼は囁く。


「あなたもよ」想像もつかないくらいに。


「もうすぐだ」


「口を使ってほしい?」答えはもう分かっている。


マリクは微笑む。「ああ」


私は手を離して口を下ろし、彼のシャフト全体を舌で這うように愛撫する。


マリクが快感に低く唸り、私たちは互いの目を見つめ合う。


舌で亀頭の周囲をなぞり、それから彼を口に含む。


マリクの喘ぎが激しくなる。


私はゆっくりと、しかし確実にストロークを始める。


口の中で、彼が激しく脈打つのが分かる。もうすぐだ。


速度を上げる。


マリクが声を上げ、私の口の中に吐き出す。


その特有の甘い味が口いっぱいに広がるけれど、嫌悪感どころか、むしろ愛おしい。私はすべてを飲み込む。


「お前は最高だ、ガイア」


「あなたこそ、どれほど素晴らしいか分からないわ、マリク」


I 私は彼の上に体を重ねる。


私たちは濡れ、激しく喘いでいるけれど、どういうわけか、この一瞬だけは幸福に包まれている。


私たちは優しく口づけを交わす。


そして、夜はまだ始まったばかりだ。




***


ハトゥシャの城壁が地平線の向こうに姿を現す。


「もうすぐ着く」馬車を操りながら、マリクが告げた。


I 私はあくびを漏らす。結局、睦み合ったり何だりで私たちはほとんど眠れず、言葉はそれ以上に交わさなかった。


それは私の人生で最も官能的で、かつロマンチックな夜であり、永遠の宝物にするつもりだ。それなのに私たちは、言葉によって何かを壊してしまったり、悲しみに囚われたりするのを恐れるかのように、ほとんど語り合わなかった。


私は後ろからマリクに抱きつくが、何も言うことができない。


この数時間の旅の間、私たちはろくに話もしなかった。一緒に過ごせる最後の時間だというのに、私たちの間には、肌で感じられるほどの痛切な何かが漂っていた。ある瞬間に見出せる絆が、たとえそれ以上のものになり得たとしても、消え去る運命にあるかのように。


彼は強く毅然と振る舞っているが、私を見ようとはせず、そのことがまた私を苦しめる。


「一台ずつ一列になって入る。まず俺を先に行かせろ。そのまま泉へ直行する」マリクは、キク、カラアル、イヌアを乗せて同行する二台の馬車に伝えた。


足先が残りの衣類の入った箱に当たった。私は下着だけを身につけ、残りは泉の近くで儀式を行う直前に着るつもりでいた。


マリクは異議を唱えなかったし、むしろその方がいいと言った。理由は説明されなかったけれど、少なくとも私たちが離れ離れになることを思い出さずに済むからに違いなかった。


私たちは街の門へと近づく。見張りの巡邏兵がマリクの紋章旗に気づき、軍隊式の敬礼をして三台の馬車すべてを通した。


街に入ると、人々は足を止めて私たちを見つめ、マリクを歓呼して称え、中には私の名前を呼ぶ者さえいた。


私は嘘っぽいうれしそうな顔で群衆に投げキスを振りまいた。本当はもっと目立たないままでいたかった。マリクはどうやって私の出発を正当化するつもりなのだろう。


後ろを振り返ると、キクとカラアルが私たちのすぐ後ろにいて、侍女は一晩中泣き明かしたような顔をしていた。彼女には悪いと思うけれど、私は残るわけにはいかない。


マリクは人混みの中で確かな手つきで馬車を走らせ、私が出てきたあの泉へと向かう。この世界での私の物語が始まった場所へ。


「陛下!」ジルバムが路地から姿を現し、私たちの横に並んだ。


ここでは徐行せざるを得ないのが彼にとって幸いだった。彼はひどく怯えた表情をしており、それは私にとってまったく不吉なものだった。


「何があった?」


「皇后が泉を占拠し、兵に警備させています」


「何だと!?」マリクは馬車を急停止させた。「詳しく説明しろ」


I 私はマリクにしがみつく。それが何を意味するのかを考えると恐ろしかった。


「皇后は今朝、泉を閉鎖させ、兵士たちにそこを固めさせているのです」


「俺の権威をもってすればその前を押し通ることはできる。エンラーとのその後のいざこざは、あとで対処すればいい」


「しかし、彼らは皇后から直接命令を受けているのです」


「だが、父上からの許可さえあれば、何の問題もないはずだ」


ジルバムは空唾を飲み込んだ。「陛下、それも問題なのです。あなたのお父上は、夜明け前に狩猟に出かけられました」


「そんなの、どうして?」思わず言葉が漏れた。すべてが私に不利な方向へ動いている。


「デシュブの占術師たちが、ここ数日は狩猟の運が非常に良いと予言したのです。私が突き止めることができたのはそれだけです」


「どういう意味なの?」私はその答えを聞くのが怖かった。


「つまり、皇后が寄進を行うことでそのような神託を優遇させたに違いありません。デシュブの信仰は皇族全員の管轄に含まれておりますから」


「ということは……」彼女に嵌められたのだと口にするのが恐ろしかった。


「つまり、あなたを引き留めるためにこの計画を仕組んだのでしょう。皇后は今日があなたが戻ることのできる最後の日だと知っており、それに合わせて行動を起こしたのです」

マリクが馬を促し、再び走り出させる。


ジルバムが飛び乗る。「失礼します」


皇后はまた私たちを嵌めるつもりだ。すべてを手に入れたまさにその時に、自分の立場を利用して街の最高権力を振るい、帰還できる最後の日に泉を閉鎖するなんて。


まさに、私とマリクが別れを告げ、心に区切りをつけたその時に。


私たちは泉の広場に到着する。


周囲にはほとんど人がおらず、泉は槍と盾で武装した二十人ほどの男たちに監視されていた。


ザナンザが彼らと激しく言い争っている。一人のチュニックの襟首を掴んで、揺さぶっていた。


「あのクソ女が」マリクが地面に唾を吐く。「俺の留守中に衛兵を動かしやがった」


「でも、そんなことが許されるの? つまり、あなたの代理はいないの?」


「留守中の指揮はザナンザに任せていた。だが、少数の兵を必要とする場合なら、皇后はそれを飛び越えて命令を下すことができる」


「私たちが馬車を停め、他の者たちも同じようにした。私たちを護衛してきた二人の兵士に手綱を預け、泉へと向かう。


マリクは怒りを剥き出しにして、戦場に向かうような足取りで行進する。計画を狂わされたことに激怒しているのか、それとも威嚇するためなのか。


私と他の者たちは彼の後ろに従う。


「これはいったいどういうことだ、説明しろ!」と、彼は四方に響き渡る声で怒鳴る。


「兄上」ザナンザが振り返る。彼もまた、本気で激怒していた。「権限を上から潰された。今、この出来損ないの新兵どもに、俺たちを通さなければならないのだと教えてやっているところだ」


「お前たちの中で、一番階級が高いのは誰だ?」


ザナンザに睨まれていた若い兵士が背筋を伸ばす。「わ、私です、殿下……」彼は私と同じくらいの年齢で、木の葉のように震えていた。


「冗談だろう?」


冗談であってほしい、私を家族の元へ帰らせてほしい。


「い、いいえ……決して、殿下」


「お前がまだ父親の金玉の中にいた頃から、俺は馬に乗っていた。だからそんな言葉は信じないな」


「皇后陛下が、この場の指揮を私に委ねられたのです」彼は震える手で、紋様が描かれた粘土板を掲げた。


「くそっ……」ザナンザが毒づく。


「印章は本物だ。だが、ここからは俺が指揮を執る。お前たちは下がれ」


誰も動かない。互いに顔を見合わせるだけで、微動だにしなかった。


「下がれと言っているんだ!」マリクが怒鳴り散らす。


「殿下……」責任者らしき男が呟く。「しかし、皇后陛下の命令が……」


「知。る。か。そ。ん。な。も。の!」


「マリク! 会えて嬉しいわ!」皇后本人が脇道から姿を現した。


「なんて最悪なタイミングだ、あのクソ女……」キクが呟く。


脚が震える。彼女がここにいるということは、マリクでも私を通せないということだ。


「説明してもらおうか、エンラー」マリクが彼女を鋭く睨みつける。


「正式な称号で呼ぶべきではなくて、マリク王子?」


「何を企んでいる?」


エンラーは従者たちを引き連れて前進する。「私はただ、この泉の水を清めるために、神々を称える儀式を執り行おうとしているだけですよ」私を引き留めようとしていることを語るその白々しさは、反吐が出るほどだ。


「随分と奇妙なタイミングだな。そもそも、今はその手の儀式の季節ではないはずだ」


「マリク、神々を敬うのに季節など関係ないことくらい知っているでしょう?」


マリクが剣の柄頭に手をかけ、威圧的に近づく。「お前が何を狙っているかは百も承知だ、失せろ」


エンラーは私を見て微笑む。冷酷で邪悪な笑みだ。「だからこそ、私はここに留まり、儀式を進めるのです。それとも、私の権威に逆らうおつもり?」


マリクは剣を数寸ほど引き抜いた。「だとしたら、どうする?」


エンラーが手を叩く。「囲みなさい」衛兵たちが一斉に槍を構え、私たちの退路を塞ぐ。くそ、こちらは人数が少なすぎる上に、ほとんど武器も持っていない。


「さて、マリク。まだ私の務めを妨げるつもりかしら?」


マリクは剣を鞘に収める。「今日はお前の勝ちだ。だが、必ずこのツケは払わせるからな」


エンラーは笑う。「どうかしら。せいぜい、もう一年その側室を楽しめばいいわ。少なくともそのことについては、私に感謝してもいいくらいよ」


マリクはもう一歩踏み出し、彼女に唾を吐きかけた。そして踵を返し、早足で立ち去っていく。


脚の力が抜け、私はその場にへたり込んでしまう。


私はまだ、ここに残らなければならない。


「行くぞ」マリクが告げる。


I 私は堪えきれず涙を流し、みんなに抱き起こされてマリクの家へと連れ戻された。





***


一晩中泣いて過ごした。一人きりで、マリクにさえそばにいてほしくなかった。


家族から遠く離れた、私にとっては異質なこの世界に、あと一年も残らなければならない。そこは私の死を望む者がいて、すでに私のせいで何人もの人が命を落とした世界なのだ。


足音が聞こえる。マリクが私の隣のベッドに腰を下ろした。「すまない」と彼はもう何度目か分からない言葉を繰り返す。約束を守れなかったことに打ちのめされている一方で、皇后に常に一歩先を行かれていることに怒りを感じているのだ。


「分かっているわ……」私は呟く。あと一年、彼に抗い続けなければならない。


マリクは私の隣に横たわり、私を抱きしめる。


何をする気力も起きなかったけれど、されるがままにさせておいた。


「ガイア」彼は私の頬をそっと撫でる。「お前を守る。厳しい一年になるだろうが、俺が必ずお前のそばにいる」


そう、結局のところ、これまでやってこられたのはマリクのおかげだ。私はここにいて、ここで生きていかなければならない、戦わなければならないのだ。


マリクは私の唇に優しい口づけを交わし、私を自分へと引き寄せる。


私は彼の胸に身をすり寄せる。この世界における、私の小さな安らぎの場所。


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