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令和鬼合戦:八首の咆哮~理の解体~

興味をもっていただきありがとうございます。

ついに姿を現した神話の怪物、八岐大蛇ヤマタノオロチ

山を呑み込むほどの巨躯を前に、人桃衆じんとうしゅうの語る「狂気の正義」が火を噴きます。


 月が赤く染まったかのように錯覚するほど、八岐大蛇から放たれる「鬼魂脈」の残光が夜空を汚していた。

 八つの首がそれぞれ独立した生き物のようにうねり、山頂の石段を容易く砕きながら這い上がってくる。その巨体から漏れ出す腐食の霧に、周囲の生命は一瞬で枯れ果てていった。


「解析不可能……!」


 モモが必死に叫びながら、バックパックから最新型の魂脈中和剤を装填した銃を引き抜く。

 

「……源はまだ麓の巨鬼と戦闘中か。藤林、広域攻撃は味方を巻き込む。一点突破で道を穿け!」


 尾上総大将が、自身の肉体を最大まで肥大化させ、大蛇の巨躯を真っ向から受け止めようとしている。


「承知……。手加減は抜きですよ」


 藤林が印を結ぶ。その周囲の空気が、絶対零度の静寂に包まれた。


影遁えいとん極界虚空葬ごくかいこくうそう!」


 藤林の影が針のように細く、鋭く収束し、八岐大蛇の胸部に一直線に突き刺さった。空間を削り取るような「虚」のエネルギーが、大蛇の強靭な表皮を貫き、内側からその巨躯を抉り取る。

 しかし、次の瞬間、一行は目を見開いた。

 抉り取られたはずの肉が、気味の悪い音を立てて逆流し、瞬く間に元通りに再生したのだ。


「なっ……!? 藤林さんの超忍術が、全く効いていない……?」


 モモが戦慄する。


「……いや、効いてはいる。だが、再生の速度が異常だ」


 藤林が苦々しく呟く。影の触手が大蛇の首を縛り上げるが、大蛇はその首を自ら食いちぎり、コンマ数秒で新しい首を生やして反撃してきた。


「鬼魂脈の供給が無限に近いわ! 地獄の門から直接エネルギーを吸い上げてるんだわ、これじゃあどれだけ攻撃しても無意味よ!」

「……なら、供給源ごと断つしかない」


 羅夢多が、黄金に燃える十字の瞳を限界まで見開いた。

 羅夢多は、大蛇の頭部を足場にして跳ね上がり、垂直に落下しながら刀を構えた。

 「十字の瞳」に宿る熱が、彼の右腕を焼き焦がすほどの高純度な魂脈へと変換される。


「人桃衆の『正義』も、地獄との『因縁』も……全部ここで終わらせる!」


 羅夢多が、八つの首の合流地点――再生の起点となっている「理」の結び目へと突っ込んだ。


 「ことわりの解体・天墜てんつい


 物理的な斬撃ではない。大蛇を形作っていた「構成概念」そのものを、十字の瞳が強制的に分解していく。

 巨大な八岐大蛇の胸部に、眩いばかりの十字の光が刻まれた。次の瞬間、再生の嵐が、神話の巨躯が先端から再生し始めた。


「さすが 伝説の具現である大蛇……!」


 山頂で座していた初代桃太郎が、立ち上がった。


第六十話をお読みいただきありがとうございました!

藤林の超忍術「極界虚空葬」さえも飲み込む八岐大蛇の再生力。

しかし、羅夢多の「十字の瞳」は、その再生のルールそのものを破壊しました。

次回、お楽しみに!

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※AIとの共同執筆作品となります。


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