安全エリア
今回は、少し長いパートになってます
俺は、エレベーターを降りた先に広がっていたオフィスで、木川直弥と名乗る武器防具を売っているという男と出会う。
オフィス内の拠点には複数の人が暮らしていた。
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「颯斗にはまず、鎧だ」
直弥は店の奥から鎧を持ってくる。
少しおもちゃっぽい鎧だ
「見た目はあれだが、鉄板を複数枚重ねて作った鎧だ、軽いし防御力も保証する、銃弾程度なら弾くぞ、ほら着てみな」
俺は言われた通りに鎧を着る。
確かに軽い、軽く叩いてみる、しっかり守られている感はある。
「あと、これ、アームガードだ」
鉄板で作られたアームガードを渡される。
「この世界では、腕での防御は必須だ、その為の物だ」
アームガードも装着し、全身鉄板の鎧が完成する。
「防具はとりあえず大丈夫だろう、あとは武器だ」
直弥は鉄パイプを持ってくる。
「パイプ?」
さっき沢山みた。パイプドリームにあった物か?
「パイプかぁ、みたいに思ったろ?パイプを舐めんなよ?このパイプ軽めだけど殴ったら結構な攻撃力なんだぜ、人の頭蓋骨なら普通に折れるレベルだ」
パイプを受け取る。
軽い…少し振ってみる。
バットより振りやすい。
「あと、君には特別だぜ?」
直弥は、銃を置く。
「…銃!?」
「この世界は銃がないと確実に詰む、こいつはGrok19、初心者でも扱い易い銃だ、ほら手に持ってみな」
初めて銃を持つ。
手に馴染む、思ってたより軽い。
「弾薬とマガジンもサービスしてやるよ!」
弾薬は30発に、弾薬いりのマガジンを5個もくれた。
「こいつはマガジン1個15発装填だ、一応注意な、リロードする時にマガジンは捨てるな、FPSゲームではないからな、使い捨てはダメだ」
確かにFPSではリロードする際にマガジンは捨てている。マガジンは弾をまた詰めることで使えるようになる。
この世界ではそれは命取りになる。
「颯斗、君、何利きだ?」
「え?右」
「おっけ、じゃこれ付けな」
腰につける物のようだ。
銃をしまう所や、何か武器をつけれそうな所もある。
「それで武器を腰につけたまま動けるし、すぐに取り出せるよくになる、あと、銃弾とマガジンも入るスペースがあるから、すぐにリロードも可能だ」
俺は装着して、パイプと銃をしまう。
「うん、様になってきたな、あと、これバックパックだ、物資とか入れるのに必要だろう」
「ありがとう…」
武器を手に入れた…これでヤツらに抵抗できる…
「今、ヤツらを倒せる…みたいな事思ったろ?」
「うぇ!?」
心読まれた!?
「いいか、武器と防具を手に入れて、調子に乗りたくなるのもわかる、俺は何度もそういう奴を見てきた……だがな、そういう奴に限ってすぐに死ぬ」
直弥は真剣な表情で話す。
「いいか、化物共には極力関わるな、逃げろ……どうしてもって…戦わないと無理だってなったら、ヤツらから絶対目を離すな、そして、防御を忘れるな、頭部さえ守れば、この世界ではアーモンドウォーターがどうにかしてくれる」
アーモンドウォーターってそんな万能なのかよ。
「お、そうだ、この後、機械好きの安田って奴がいるんだが、そいつの所に行くといい、きっとこの世界で生きる為のいい物をくれるはずだ、俺から紹介しとくよ」
この世界にも機械は存在するようだ。
「安田は、この先真っ直ぐ噴水を超えたすぐそこだ、機械ばっかり置いてあるからすぐわかるはずだ」
「何から何までありがとう」
「なぁに、言ったろお互い様だって」
俺達は握手を交わす。
「絶対生きろよ」
「あぁ、わかってる」
そして、俺達はいつかまた会えると願って、解散した。




