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Escape The Backrooms   作者: りくると
10/24

休息

色々装備品を貰った直弥と解散し、俺は機械好きの安田っていう人の所に向かうことになった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「噴水ってこれか」


匂いが甘い…これって…

指を少し入れ、舐めてみる。

アーモンドウォーターだ。


「お?君、その噴水初めて?」


男の人が話しかけてくる。


「え?はい」

「原理はわからないが、無限にアーモンドウォーターが溢れてくる噴水なんだ、何か入れ物があったら入れていくといい、きっと役に立つはずさ」


飲み物を入れる物なんて持ってなかった。


「ないなら、ほら」

男は水筒を投げる。

俺はとっさにキャッチ。


「その水筒になら、アーモンドウォーターの缶2個分は入る」

「あ、ありがとう」

「この世界では、助け合いが必要なのさ、頑張れよ」


男は去っていく。

結構この世界の人は優しい人が多いようだ。

俺は、噴水のアーモンドウォーターを水筒の中に入れバックの中へ入れ、機械好きと言われてる者の所へ向かう。


しばらく歩いていると、機械だらけの部屋が見えてきた。

中には3人が何か機械を組み立てている様子だ。


「くひひ…じゃあ、助手、そことそこを繋げてくれ」

「わかりました!」

カチャ…

ズドォーン!!


「ぬおっ!?」


すごい爆発だ。

助手と思わしき2人は吹っ飛び、恐らく機械好きの安田と思わしき者は真っ黒になっていた。


「ゲホ…ん?もしかして君かい?新しい放浪人ってのは、紹介聞いてるよ」

「貴方が機械好きの安田?」

「僕がその安田さ、君にはここを生き残る為に必要な物を渡そう」


安田は部屋の奥から何かを持ってくる。


「はい、これ」


俺の手に時計のような物が渡させる、見た目はスマートウォッチ的な物だ。


「そいつを腕につけると起動するつけてみ」


俺は右腕に装着する。


ピピッ

「装着完了、装着者のデータを解析中」


「その時計はただの時計じゃない、このバックルームで生き残る為に必要な、最新AIが搭載されてる」

化物エンティティの名前や特性だったり、今のLvはどこなのか、次のLvに行くにはどうしたらいいのか全部教えてくれる」


それが本当だとしたら、かなり助かるが。


「データ分析完了、AI起動します」

「お、起動するな、さて、運ゲーだ」

「運ゲー?」

「どんなAIキャラになるかはランダムなんだ、さぁ、第一声くるぞ」


よくわからないけど、AIの第一声を待つ。


「…おはよう!ご主人様!」


可愛らしい声だ。


「な、な、な、なにぃ!?」

安田とその助手達が驚いている。


「幻と言われているメイドAIじゃないか!!!」

「私の名前はIアイご主人様!今日からよろしくお願いします!」


画面には可愛らしいメイド服の女の子が映し出されている。


「き、君、それガチでレアだぞ」

助手の1人が話してくる。


「俺なんかこれですよ」

時計をタッチすると。


「おいどんに何の用でごわすか」

「これですよ」


吹き出しそうになった。

そして、安田が話し出す。


「そのAIは、基本的にさっき言ったことの他に、普通に会話もする事ができる、バックルームで他の声があるだけで精神が和らぐからね」

「大切にするんだぞ」

「ありがとう」


握手を交わし、その場を後にする。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺はAIに話しかけてみる。


「えーと、アイ?」

「はい?何でしょう?ご主人様」

「ここの事は詳しいの?」

「はい!バックルームの知識であればお任せ下さい!」


俺は心強い仲間と装備を手に入れた。

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