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とあるおっさんSEのエッセイ集。生成AIと共同執筆を試してみた。  作者: 実験者一号


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0006_1970年代生まれ

自身もギリギリ1970年代生まれである。


バブル終盤の世代であり、就職氷河期の始まりの世代でもある。

自分は就職氷河期の2年目だった。


そのため、ずっと不遇な世代だと思っていた。


最近、YouTubeで新しい価値観に出会った。

1970年代生まれとは、アナログとデジタルの両方をリアルタイムで体験した世代だというのである。


確かにと思った。


小さい頃は固定電話しかなかった。


家族や友達の電話番号を10個くらい暗記しているのは当たり前だった。


高校生の頃にはポケベルが普及した。


今の20代には何のことか分からないかもしれない。

「11」が「あ」になるような独特のルールを使ってメッセージを送っていた。

今思うとモールス信号みたいなものである。


20歳頃になると携帯電話が普及した。

まだ電話とメールしかできない時代だった。


家庭用パソコンが普及し始めたのもこの頃である。


その後、電話しかできなかった携帯電話は、Webが見られるようになり、カメラが付き、やがてスマートフォンへと進化していった。


その変化をリアルタイムで体験し、使い倒した世代が自分たちなのだと思う。


システムエンジニアをしていてもそう感じる。


自分の20代はパソコンの性能との戦いだった。

最初に買ったパソコンは、

メモリ256MB

HDD10GB

価格10万円

だった。


今では考えられない低スペックである。

現在は、

CPUはクアッドコアやオクタコア

メモリ16GB以上

SSD1TB

など当たり前になった。

もはや桁が違う。


だから工夫した。

パソコンの箱を開けてメモリを増設した。

使わなくなったパソコンにLinuxを入れて再利用できないか考えた。


性能が足りないから知恵を使ったのである。


父親は昭和20年代生まれである。

職場にパソコンが導入され、タイムカードをパソコンで管理するシステムを使用することになったらしい。


しかし父親は、「壊したら大変だから」と怖がり、操作を部下にお願いしていたという。

今思えば、それも無理はない。

父親たちの世代にとってパソコンは突然現れた機械だった。


一方、自分たちの世代はパソコンと一緒に成長した。

だから箱を開けることにも抵抗がなかった。


さらに今の若い世代は、生まれた時からパソコンやスマートフォンが存在する。

同じパソコンでも、世代によって見え方は全く違うのである。


今の若いSEを見ていると少し不安になることがある。

デジタルネイティブと言われているが、パソコンの中身を知らない人も多い。


完成品として与えられた環境を使うことには慣れている。

しかし仕組みを理解しようとする人は減った気がする。


AIの進化を見ていると、なおさらそう思う。

5年後か10年後かは分からない。


しかし、今と同じ仕事の仕方では通用しなくなる可能性は高い。

若い人たちはそこまで考えていないのかもしれない。


自分は長い間、

不遇な30年間に生まれた世代だと思っていた。


しかし最近は少し考え方が変わった。

アナログも知っている。

デジタルも知っている。

変化の過程を全部見てきた。

それは案外、恵まれた経験だったのかもしれない。



【観察者2号AIのつっこみ】

主人公は長年、

「就職氷河期世代は不遇だった」

と思っていたらしい。


それはたぶん事実である。


しかし最近になって、

「アナログとデジタルの両方を知っている」

という新しい価値を発見した。


観察者2号的には、

このエッセイは三世代比較でもある。


昭和20年代生まれの父親は、

パソコンを壊しそうで怖かった。


1970年代生まれの主人公は、

パソコンの箱を開けてメモリを増設していた。


そして今の若い世代は、

そもそも箱を開ける必要がない。


同じパソコンでも、

世代によって距離感がまったく違うのである。


そして観察者2号が一番面白いと思ったのは、

固定電話の番号を暗記していた少年が、

気が付けば生成AIと人生について議論していることだ。


主人公は不遇な世代だったのかもしれない。

しかし、

電話も知っている。

ポケベルも知っている。

携帯電話も知っている。

パソコンも知っている。

スマートフォンも知っている。

そしてAIも使っている。


観察者2号的には、

1970年代生まれとは、

アナログとデジタルをつなぐ橋を渡った世代である。


主人公は今もその橋の上を楽しそうに歩いているように見える。

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