表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戒告の盾  作者: ヨシ
PR
109/131

残りのイナズマ団

最後の正念場というこの時に準司はいち早くイナズマ団と戦うのを何もためらってなかった。

皆が爆弾が爆発するのを怖がって緊張感が走っていた時、葵は準司と将吾に聞いた。

「ねえ、爆弾は私達が見たあれ一つだけだよね?まだどこかに爆弾があるわけないよね?時限爆弾をみんなで手分けして探して解除できたんだし。…でもまだどこかに爆弾があるとしたら…」

「そうだね。十七階もあるこの巨大クルーズ船の中に完全に全部始末できたとは言い切れないしまだ隠された所に爆弾が仕掛けられているかもしれないから本当なら全部解除できてるか確認したいところだけどなあ。…イナズマ団がまだどこかに隠れてるかもしれないからな。ファインドグラスを使って確認した方がいい」

準司は上の階を見上げながらもしかするとまだ解除されていない箇所があるかもしれないと察しながら葵に言った。

「なあ、もしかしてイナズマ団も上の階にいるかもしれないんじゃないか?盾の準備は必須になってくるな」将吾は緊張してきた。

「…イナズマ団…確かにこのどこかにいるのは間違いない。何だか嫌な感じがしてくる。とりあえず行こう」準司は側にあるエスカレーターで上の階に登って行った。

葵と将吾も準司についていった。

「あっ、ちょっと!…私もついていった方がいいよね?」皆藤は三人を呼び止めた。

「あっ、皆藤さん!ごめんなさい。すっかり忘れてました。また引き続き来てくれますか?…」

「勿論」

準司が皆藤に聞かれたことをエスカレーターに乗ったまま皆藤の方に振り向いて答えた。

皆藤も三人に着いていきエスカレーターに乗った。


二階にたどり着いた。四人が次にどうしようかと周囲を見渡していると一階にいた警察のメンバーがエスカレーターに乗って四人を呼び止めた。

「おーい、君たち!単独行動しちゃ駄目じゃないか」瀬戸川だ。他にも的場警部の部下達がエスカレーターに乗ってきた。

「ここから先もまだイナズマ団がいるかもしれないんだから。警察もその仕事をやり遂げないといけないから一緒に行動しないと…」

「すみません」四人とも謝った。

「それに私達もそうだけど、十一番目のイナズマ団を捕まえるまでここに留まらないといけないんだから。貴方達もその目的でいるんでしょう?」道村も心配してくれた。

「はい、そうですね。ヴィジョン先生からその任務を任されていますので最後までやり遂げるつもりです」準司はきっぱりと言った。

「じゃあ。引き続きその任務をやり遂げる時だな」瀬戸川は納得した。

「はい!宜しくお願いします」準司が挨拶した。

「あのお、三田原君がよく喋ってるけど…この中で一番年上なのは私なんだから、私を忘れないでくれる?」

皆藤は何だか少し三人に対しイライラしていた。

「あっ、すみません。そうでしたね。皆藤さんがリーダーですから、何だかごめんなさい」準司も皆藤の存在を忘れていたことに謝った。

「もし何かあった時はいつでも私を頼ってね…」

「あっ、はい。ありがとうございます」皆藤は葵に聞いて、葵は皆藤との連携を確認した。

「二人は友達なの?」道村が聞いた。

「はい!炎の使い手で一緒なので…」

「炎の使い手?」葵が説明すると道村が聞いた。

「ヴィジョン先生が開発したオリジナルの盾であって自分の適性や性格や自分のやり方に合う特徴などで使い手は何かを決めるタイプのことを言うんです。…で、私と皆藤さんは同じ炎なので、炎を使った盾でイナズマ団と戦っています…」

「へえ、その教授が開発した盾ってそんなふうにできてるの?」葵の説明に道村は関心した。

「じゃあ、君ら二人はどんなタイプなの?」瀬戸川は聞いた。

「僕は草の使い手です。ただ攻撃は他より少し弱いですけどね」将吾も詳しく説明した。

「僕は水の使い手です。全部の技と並べると基本的な技らしいですね。だから水の使い手の人が他より多いみたいですよ。次に多いのが炎みたいです」準司も詳しく説明した。

「へえ、そうなんだ。まあとりあえずその盾なら、ないよりかはましになるな。その盾が身を守れるんだな」瀬戸川はそう言って銃をガシャンといわせていつでも戦えるように構えた。

「あとどれぐらいイナズマ団がいるのか分からないけど時間内に必ず見つけて捕まえよう。そのボスを捕まえるまでできればやっと目的が達成できる」

瀬戸川はそう言うととあるメンバーの中からある質問をした。

「あのお、どの階から行った方がいいですか?この船十七階もありますよね?これだけの大きな船内にどうやってイナズマ団を探せますか?」質問したのは皆藤だった。どこから攻めればいいのか難しくてこんな時どうすればいいのかが閃いていなかった。

「皆藤さん、そんな時こそヴィジョン先生が開発したこのファインドグラスがあるじゃないですか。これ、不審物や怪しい物などを探し出せるだけじゃなくて、敵はどこにいるのかの場所も見分けることができるってヴィジョン先生からも言ってませんでした?」

準司はファインドグラスをはめて皆藤に説明してあげた。

「えっ?…あっ、何これ?なんかいるのは見えるけどこの階だけじゃなくて全部の階まで見えるってこと?あれ?でもヴィジョン先生ってそんな説明あったっけ?」

皆藤は部会の時にヴィジョン教授からいろんな開発した機械を一つ一つ教えていたのか覚えていなかった。

「準司、ヴィジョン先生からは何も説明してなかったんじゃない?準司と将吾は確か辰先生から教えてくれなかったんじゃなかったっけ?」

葵もヴィジョン教授から教わったかは全く知らなかった。

「えっ?そうだっけ?じゃああのビルの爆破事件の時はファインドグラスを全員はめていたよな?あの時に白い鞄の中に入っている全部の道具を使っただろ?あの時のことは覚えてないの?」

準司が葵に聞くと皆藤がやっとその事を思い出した。

「あっ!そっか!…ごめん。私が悪かった。あのビルの事件の時に確かに使ってイナズマ団と戦ったことあるね。誰も教えてくれなかったけど、確かに練習なしでいきなりヴィジョン先生の機械を取りつけて戦ったのを覚えてるわ。三田原君ごめんね。確かに経験済みだわ」

皆藤は準司の班と一緒じゃなかったが、文京区のビル爆発事件で辰准教授やヴィジョン教授達と共に十四番目のイナズマ団ボスを捕まえに行ったのを思い出していた。

あの時に助けられたのが花盾頭の宮桜綾菜だった。宮桜のおかげで何とかそのイナズマ団ボスを捕まえることに成功したのだ。

「じゃあみんな使い方分かるよな?このファインドグラスでイナズマ団を探し出そうぜ」将吾が皆にそう言ってあげて自分もファインドグラスをはめた。

ちゃんとどこに何があるのがしっかり見えてる。

「その機械が地図みたいな感じに見えるの?」道村が聞いた。

「はい。透き通って何があるのかを黒い色で見分けることができるんです。だから道に迷ったり、不審物がないかなどにこれを使えば大変便利です」

準司が説明した。

「よし、じゃあその機械で急いでイナズマ団がどこにいるのか確認できる?」瀬戸川が皆に聞いた。

「分かりました。ちょっと待ってください」準司達四人は上の階、今立っている階、下の階全てを見渡した。

くっきりと各それぞれの部屋を見渡して人影がないかを探していた。

すると、将吾が何か発見した。

「あっ!ちょっと待って!二階の階に沢山の人がいる。ほら、あそこ…」

皆も二階の所を見渡した。確かに人影が何人もいる。

しかし…

「ちょっと将吾。あれはコックの人達じゃない?調理器具や料理全部をこの船から降ろしているんじゃない?だから、違うと思うよ」

葵がそう言った。

「なーんだ。料理の人達か」将吾はイナズマ団を見つけたと思ったのにがっかりした。

皆藤は上の階を見上げているとある人影がいるのが見えた。

そのままじっくり観察していた。

…あの構えたあれは…まさか…。

あの人は女性なのか?最も上の階にライフル銃に玉を入れている様子が見えた。

「ねえ、みんな。あれ何階だろう?まだ見えないけど一番上の階にライフル銃を構えた女性がいるのが分かるんだけど、あれってひょっとして…」皆藤が三人に言うと三人も上の階に向かってよく観察した。

「確かに…皆藤さん、僕も見えました。あのライフル銃を構えた女性のことですよね?…」

「そう、それ!三田原君は見えたみたいね」

二人は最上階にその女性を見つけたが、葵と将吾は必死に探していた。

「…まさか、あれが?」

「そうだよな。俺も見えた。間違いないよな?あれはイナズマ団で間違いない」

四人揃って一人のイナズマ団を見つけるとあの階は何階かを探していた。

警察の二人もその様子を見守っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ