第7章 第2話 やっとプログラマ
27歳。
自分は初めてプログラマになった。
案件はよくあるシステムの追加開発案件だった。
言語はVB6.0。
DBは存在せず、テキストファイルをデータベース代わりに扱うレガシーなシステムだった。
自分はJavaプログラマになりたかった。
また理想とは違う。
しかし、念願のプログラマである。
開発は楽しかった。
1年半の開発スケジュールの中で、自分の担当は9本のプログラム修正だった。
結果として15本のプログラム修正を担当した。
1年半後、次の案件へ移動することになった。
今度は空港の指紋認証システムだった。
担当はDB登録部品の開発。
言語はC++。
またJavaではない。
とりあえず作った。
入社して4年。
気が付けば会社の社員数は100名になっていた。
しかし不思議なことがあった。
なぜか役員が10名になっていたのである。
ある時、会社の決算結果を聞く機会があった。
そこで自分は愕然とした。
純利益10万円。
耳を疑った。
社員100名。
役員10名。
それで純利益10万円である。
この会社に未来はあるのだろうか。
そう考えるようになった。
そんな頃、知り合いにフリーランスのエンジニアがいた。
話を聞いていて面白そうだと思った。
特に興味を持ったのは確定申告だった。
自分で仕事をして、自分で税金を計算して申告する。
一度やってみたいと思った。
なのでフリーランスになることにした。




