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100の世界を救うまで  作者: 夜桜 咲
第1章 2世界『ディーテ』
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第1話 セシリア家

セシリア「お母さん、客人連れてきたわ」


リア「あらおかえりって、ええー!?一体どういうこと...ってこの人重症じゃない!」


セシリア「何をおっしゃる、こんなもんかすり傷よ」


リア「もう、こんな時にふざけないで!」


ーーーーーーーー


ジュエル「パパ、もういっちゃうの?」


ああ、これは...あの時の...


「ああ、もう行くよ。どうしたジュエル、寂しいのか」


ジュエル「うん!寂しい!だから」


「だから?」


ジュエル「新発売のペペロンチーノ味のチョコエッグを買ってきて!それでゆるす!」


「はは、そうか、それで許してくれるか。わかった、じゃあお見上げにそのおかし買って帰ってくるからな」


ジュエル「本当!?約束だよ!ママー!パパがペペロンチョコエッグ買ってきてくれるってー!」


『ふふ、よかったわね』


「ジュエル、行く前に俺の願いも聞いてくれるか?」


ジュエル「なに?」


「俺がいない間、ママとエンジェルのこと、よろしくな」


ジュエル「ん?ふふ、そんなことか、任せとけぶらざー、絶対に守る、約束してやるぜ」


「はは、それは頼もしいな...じゃあ、いってくるよ」


『うん、いってらっしゃい、あなた』


この時、お母さんは悲しそうだった、なぜ悲しそうにしているのか不思議に思っていたのを覚えている。ああ.....ごめんなさい父さん、俺、約束守れなかったよ


ジュエル「行かないで父さん!!!!!」


セシリア「いってッ!!」


バッと起き上がった拍子に、ゴツッと額と額が当たった音がした


ジュエル「いって...って、あれ、俺どうなったんだ?...え?ここどこ?」


古めの家...?じゃないな、数100年前くらいの建築技術だぞ、これ。

しかも隣には見たことないくらいの金髪美少女...金髪美少女...?いよいよここ日本じゃねぇな。

で、その隣にいるのはこの子のお母さんか?にしては若いな...

ていうか俺、もしかしなくても、この人たちに助けてもらった感じか?やべぇ、言語通じるかわからんけどとりあえずお礼言わなきゃ


ジュエル「あの、助けていただき、ありがt」


セシリア「まず頭ぶつけたこと謝りなさいよ!!!」


ジュエル「すみませんでした!!!」


ーーーーーーーー


セシリア「あなた名前は?」


ジュエル「えっと、小林ジュエルって言います...」


セシリア「なんか変わった名前ね」


ジュエル「うっ、それは自分が1番わかってます...」


セシリア「気にしてたのね...なんか悪かったわね」


ジュエル「大丈夫です...泣」


ーーーーーーーー


あの時たしか、青白い光に包まれて...意識失って、俺、あれから一体どうなったんだ?

それに山田はなぜエンジェルと...

エンジェルは今ごろ何をしているんだろうか、大丈夫だろうか...俺のこと心配してないかな...

心配してなかったらちょっと寂しいな...泣

今日俺ずっと泣いてるな...泣


セシリア「なにぼーっとしてるのよ、あなたさっきまで傷だらけで倒れてたのよ?」


ジュエル「俺傷だらけで倒れてたんですか!?」


セシリア「そうよ、だから私はあなたの命の恩人ってわけ、感謝してちょうだい!」


ジュエル「いやマジでありがとうございます」


セシリア「も、物分かりがいいわね」


冗談抜きでありがたすぎる...

あれ?でも俺の体傷一つないぞ?なんでだ?いやまあさっきの額の傷はまだ健在なんだが...


それはそうとして...うーんと、それで、とりあえず俺が今1番知らなきゃいけないことは...これだな...聞いてみるか...


ジュエル「あの、すみません...ここって...」


セシリア「今いるところはオリオンっていうしがない町、ここは私たちの家よ、他に何か聞きたいことは?」


ジュエル「あ、ないです、ありがとうございます」


この子聞きたいこと全部言ってくれるやん、ありがたいな...

よし、今ので、わかったことは、ここが日本じゃないってことだな...ここは、異世界...か

いやいや!まだ海外って可能性も...


リア「よいしょっと」


木の溜まった暖炉にボッと手から火を出し、暖炉に火を灯すリア


.....うん、あれだ、異世界だ


混乱に混乱を重ねて逆に冷静になっているジュエルにセシリアが口火を切る


セシリア「単刀直入に聞くけど、あなたってもしかして貴族?」


貴族?なぜそんなこと聞くかわからないが、下手に嘘をついても仕方がないので素直に答えることにした


ジュエル「えーっと、貴族ではないです」


セシリア「そっか...ひとまず安心ね」


安心...なにか貴族と関わりたくない理由でもあるのだろうか、いや、中世っぽいし、関わりたくない理由なんてたかが知れてるか


ジュエル「ていうか、これからどうしよう...」


セシリア「どうしようって、あんた家はどこなの?」


どうしよ、この世界の文明レベルって多分中世くらいだぞ?異世界から来た、なんて言いだす身元不明なやつなんて怪しすぎてどうなることか...

安易に言うべきじゃない...か


ジュエル「あーっと、それが、家がどこかわかんなくて...」


セシリア「はぁ!?じゃあどっからきたの!?」


ジュエル「えっと...それも、覚えてなくて...」


セシリア「お金は...?」


ジュエル「ない...」


セシリア「移動手段は?」


ジュエル「ない.....」


セシリア「どっから来たか?」


ジュエル「覚えてない.......」


セシリア「.....あんたもしかして結構絶望的な状況なんじゃないの...?」


ジュエル「はい.....」


微妙な空気が全体に走る。そんな状況で最初に言葉を発したのはセシリアの母であるリアだった


リア「なら、しばらくうちにいる?」


セシリア「お母さん!?何言ってんの!?」

いやーここまでも書いてて楽しかったですが、やっとこれから本格的に異世界書けますよ!楽しみです!

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