王都への道②山岳路
みんなここまでよく3日間で移動できたわ、明日からはいよいよ本格的な山岳路だから、今日は早いけどここで野営して明日に備えましょ
食事をしながら話し合う
「明日からの山道は先頭が私とアスパ真ん中にテオラとララをエレン・キキ・リリスだ挟む隊列で最後尾がルルとラムで行きましょう」
〈ユウリは誰が抱っこするにゃ?〉
「前に言った通りキキ・ルル・リリスで順番でいいでしょ」
[私がユウリを抱っこするときはキキが最後尾でお願い]
〈わかったにゃ!リリスはそのままでいいにゃ最後はお姉ちゃん達に任すにゃ〉
『ありがとうお姉ちゃん』
『テオラもララも疲れたら無理しないでいいなさいね私とユリエラ母さんで背負うから』
テオラ<はい>
ララ<はい!ありがとうございます>
テオラは疑問に思ったことを質問する
<皆様に質問があります。もしユウリちゃんがこのまま目を覚まさなかったらどうされるのですか?>
ユリエラ達はお互い見つめあいうなずいた後ユリエラが答える
「もしこのままユウリが目を覚まさなくても、私たちの行動することは変わらないわよ!ユウリを大好きな私たちの仲間を捜すこと」
全員がうなずいているルルが答える
[私たちはみんな、ユウリに命を助けてもらったのよ、前世でこの世界でも、そしてユウリの優しい愛を沢山もらったのだから、ユウリのこの世界の目的でもある前世の記憶を持ってる仲間、こっちの世界でユウリを大好きになってくれた仲間を集めることよ]
『私エレンは、ユウリちゃんに救われた奴隷なのよ、ユリエラ母さんやテオラさんのように転生人ではありません、でも私もここにいる娘のリリスも、ユウリちゃんの優しさと大きな愛に惹かれあなた達以上に、ユウリちゃんのことが大好きだし失いたくない大切な人よ、だから私もみなさんと同じよ』
<私フローラも同じ、やっと・やっと会えたユウとも離れたくない!やっと会えたのにまだ話もできてない!抱きしめてもらってない!だから私もみんなについて行く!私もユウと家族になりたい‼>
感情が…私、姉たちに小さい時からいじめられ、私が成人したときに、お父様が領地の継承を私にすると決めてからの姉たちの虐め?いえ虐待が激しくなり私は感情を無くした
何をされても聞いても見ても無表情
それがユウ・・いえユウリと出会って感情を思い出した。
ユリエラさんやエレンさんたちの思いを聞き、私も今まで忘れてた感情を込め叫んだ!ユウと家族になりたい‼
「テオラさん心配しなくてもユウリは必ず目覚めるわ、だって私たちがいるし、まだユウリが一番会いたがってる二人に、出会ってないもの大丈夫よ!」
<ゆうが一番会いたがってる二人?>
〈ユウリはみんな同じくらい好きだから大丈夫にゃ〉
[それじゃテオラさん意味わからないわよ!]
ユリエラは説明を補足する
「ちょっと誤解されるようなこと言ったわね、転生前は私たちも含めテオラさんも保護され引き取られ育ててもらってから病気になっても、病院に連れて行ってもらってたと思うの、でもその二人はちょっと違うみたいなの詳しくはしらないのだけど」
テオラ<事情はいろいろあるしかたない!でも不思議気にならない>
ユリエラ「そうよね私も、ユウリがいないときはイライラすることも多かったけど、ユウリがそばにいるだけど、不思議と穏やかな気持ちになるのよ」
こうしてユリエラ達とテオラは、ユウリのことを熱く語りながら親睦を深めていった。
次の日から本格的な山岳の道に入り、テオラとララは寒さと道の険しさに、体力を消耗しきっていた。
「はいみんなここまでよく頑張ったわね、これより道はさらに険しくなり寒さも厳しくなります。みんなは身体強化と魔力操作で、体感温度を維持しシールドを張り、この山岳地帯を抜けましょう」
「それからテオラは私、ララはエレンが背負うからこれに座って」
テオオ達は、荷物を背負う道具を改造した背負い具に固定され、テオラとララは恥ずかしながらも二人に背負われて山岳路を進んで行った。
山岳路も順調に進み3日目ユリエラの激が飛ぶ
ユリエラみんな吹雪になるわこの先の岩場の陰に退避!
みんな魔力操作体感温度少し上げて!
エレンは二人の回復
ルルとリリスは魔法で雪を固めて全員が入れるドーム状の雪の祠を造って
キキはユウリの護衛と索敵使って周辺の調査
今日はここで野営するから警戒も怠らないように
全員が返事をする『はい!』
それぞれ行動に移す
こうして、ユリエラの経験で冬の山岳路の試練も乗り越えて進むクランログハウス一行、あと少しで山岳路も抜けるところまで来ていた。




