表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/288

早過ぎる裏切りと、シルフィの歌声

 冬華たちはサンディたちのもとへ向かった。

 軽く挨拶を交わし、瘴気の浄化とその後の結界の再設置について打ち合わせをした。

 結界の準備と人員の確保にしばらくかかるということで決行は明日となった。

 冬華たちは休む場所を提供してもらいそこへ向かう途中、セイムの事が気になり会いに行くことにした。

「あ、セイラさん!」

 セイムに会う前にばったりセイラと遭遇した。

「あら、冬華さん! 戻られていたのですね」

 ここの住人でもない冬華へ戻るというのも少し違うような気もしたが、歓迎されているようなので冬華は気にするのを止めた。

「うん、今お姫様に挨拶してきたところだよ」

「そうですか、皆さんお怪我もなく元気そうで何よりです」

 セイラは柔らかく人当たりのよさそうな微笑みを浮かべる。

「ところで、セイムは元気にしてますか?」

 冬華がセイムの事を訊ねると、セイラの笑顔が固まる。

 冬華はセイムに何かあったのかと動揺が走る。頑張るあまり無理をして敵わない魔物と戦って大怪我をしたとか? もしくはもう……

 冬華が最悪方面へ思考が落ちて行く中、シルフィが冷静に訊ねる。

『セイム、何かあったんですか?』

「い、いえ、元気にしてますよ。元気過ぎるくらいです……」

 セイラの言葉の最後が妙なニュアンスに聞こえたけれど、気のせいだろうか?

 シルフィは首を傾げる。

「な、なんだ、怪我でもしたのかと心配しちゃったじゃないですか~」

 冬華はホッとし胸を撫で下ろした。セイラの変化に気付くこともなく。

「今は稽古してる頃だと思いますので、会うのでしたらそのあとの方が……」

 セイラは頬を引き攣らせている。

 怪しい。シルフィはセイラの言動が不審に見えた。

「そうなんだぁ、じゃあ、余計に見ておかないと。しっかりやってるかなぁ……」

 冬華はワクワクしながらセイムのもとへと向かって行く。

「あ、冬華さん! 待ってください!」

 セイラは焦るように冬華の後を追いかけて行った。

 シルフィは怪しいと思いつつその後に続いた。

 総司とカレンもここに来るまでにある程度聞いていたため、セイムがどんな子なのか興味深々でついて行った。

「(どんな子なんですかね?)」

「(冬華ちゃんを気に入るくらいだから……変わってるんだろうな)」

「(……ですね)」

 総司とカレンは苦笑いを浮かべながらそんな失礼なことを話ていた。


「ちゃんと稽古してるかな~」

 と鼻歌交じりに呟くと、期待に胸を膨らませ見つからないように屈み、冬華はこっそり覗き見た。

 セイラは遅かった~、と肩を落とした。

「どっこっかな~、あ、いた!」

 セイムはキリッとした表情で木刀を振るっていた。真剣に稽古しているようだ。

 セイムの真剣な表情に冬華はギャップ萌えでドキドキしていた。

 しかし、そのドキドキもすぐに収まり、テンションは一気に下がっていった。

「キャァァァ! セイム君カッコイイ!」

 セイムのまわりから黄色い声援が上がった。

「そ、そう?」

 セイムは緩みきった表情になり、引き締まった表情はどこへやらだ。

 セイムはキリッと表情を変えると木刀を構えポージングする。格好つけているようだ。

「キャァァァッ、セイム君!」

 セイムと同年代くらいの女の子たちがセイムに歓声を上げる。

「大丈夫、キミたちはオレが守るよ!」

 セイムはイケメン風の微笑みを浮かべる。

「いやぁぁぁ、セイム君わたしだけを守って~」

「ダメよ! わたしよ!」

 女の子たちはセイムを取り合い言い争いはじめた。

「ハッハッハッ、困った娘たちだなぁ。オレはみんなのものだぞ」

 セイムはイケメン風に微笑みかける。

「キャァァァッ! セイム君!」

 女の子たちは我先にとセイムへと群がっていく。


「……なにこれ」

 冬華は怒りも呆れも通り越して、ただただその光景を眺めていた。

 シルフィはジト目をセイムに向け、総司とカレンは引いていた。

 セイラは申し訳なさそうに俯いている。

「す、すいません! 最初はちゃんと稽古してたんです。ですがここの避難所にはセイムくらいの年代の子が他にいなくて、真剣に稽古に励むセイムを見て女の子たちがファンになってしまったようで、このような閉鎖空間じゃ無理もないと思いますが……それでセイムも何を勘違いしたのか「モテキ来たー」なんて言いだして」

 セイラは情けない思いでとつとつと語った。

 冬華の悪い所を吸収してしまったのだとシルフィはセイムを憐れむ。

 総司とカレンは何やらヒソヒソと話している。

「と、冬華ちゃん、あの年頃の男の子はすぐ勘違いしちゃうから仕方ないよ」

 カレンは冬華を慰めようとする。

「そ、そうだよ。冬華ちゃんだってそのくらいわかってるだろ?」

 総司は冬華に同意させショックをやわらげようと試みる。

「……う、うん。それは、そうなんだけど……」

 総司の試みが成功したかに見えた。

 冬華は感情の折り合いがついたのかスックと立ち上がる。

「と、冬華さん?」

 不穏な空気を察知し、セイラが冬華に呼びかける。

 冬華はセイラの声が聞こえていないように無視するとツカツカと歩み出る。

 そしてセイムに前に仁王立ちすると拳を握り込む。

「と、冬華!? こ、これは……」

 セイムが何やら言い訳をしようとしているが冬華は聞く耳を持たず言い放った。

「早いっ! 早すぎるっ! 浮気するにも早すぎるでしょう!」

 冬華は拳を振り下ろした。

ゴンッ

 鈍い音と共にセイムは殴り飛ばされた。

 別に冬華とセイムは付き合ってなどいない、もちろん結婚もだ。浮気呼ばわりされる覚えはないのだが、あれだけ真剣にプロポーズしたのだから殴り飛ばされても仕方がない……のだろう。

 セイムはそのまま気を失った。

「きゃぁぁぁ!? セイム君!?」

「セイム君に何するのよ!」

「そうよ! おばさんが何するのよ!」

 冬華はおばさんの単語に反応し鬼の形相で睨みつけた。

 自分で言うのはいいが他人に言われるのはさすがに許せなかったようだ。

 言ってはならない単語を口にした女の子は鬼に睨まれ涙目になっている。

『いくらおばさんと言われたからって大人げないですよ』

 シルフィが呆れたように言う。こういう時だけ大人扱いして自制させようとする。

「私まだ子供だもん!」

 冬華はこんな時だけ子供だと主張する。

『はいはい、わかりましたから子供を睨むのは止めましょうね。泣きそうですよ』

 シルフィは涙目の女の子をチラリと見て言う。すでに泣いているように見える。

「う、まあ、この子たちは別に悪くないし……うん。ハァァァ」

 冬華は頷くと息を吐き怒気を納める。

 そして表情を和らげると女の子に向き直る。

「ゴメンね、怖がらせちゃって。でも女性をおばさん呼ばわりするのはよくないよ。いつか自分にも振りかかてくることだから。気をつけようね」

 冬華は謝っているようで、クギを刺していた。二度と言わせないために。

 女の子たちは今だに恐怖の中にいるのか黙ってコクコクと頷いた。

「行こっか」

 冬華はシルフィたちに声を掛けその場をあとにする。

「セイム君はあのままでいいの?」

 カレンが気を失ったままのセイムを心配し訊ねた。

「セイム? 誰の事?」

 冬華は怒っていた。一周まわって怒りが戻ってきたようだ。

「えっと、何でもないです」

 カレンは触れてはいけないと察し口を噤んだ。

 冬華もモテるようでなかなか報われない子だった。

 シルフィは冬華の機嫌を取るようにそばに寄り添っていく。


 その後セイムがどんな話しかけても冬華は頬を膨らませそっぽ向いて口をきかなかった。

『ホントに子供ですね……』


 翌日、予定通り作戦を決行した。

 結界を再設置するグループの姫をはじめ少数の魔法士と護衛の兵数人は先に城内に侵入している。

 冬華たちはサンドガーデンの正面から突入し、ミイラを一掃し、浄化作業に入る予定だ。冬華たちのグループには案内役として一人兵が付いている。カレンの護衛も兼ねた兵士なのだが、ただの兵士ではない。

 姫サンディは3人兄弟の二番目の子である。あと2人兄弟がいるわけだが、この三人、三つ子のようにそっくりな容姿をしている。違うのは性別と髪型くらいだろうか。兄のアンディはデザインパーマでセットされ中性的な顔立ちと相まってなかなかのイケメンである。武力もそうだが、指揮能力に長けているアンディはサンディと共に城内に待機している。弟のランディは短髪で野性的なシルエット、しかし甘いマスクをしていてなんともアンバランスな魅力を秘めている。カルマを中性的な顔にしたらこんな感じになるかもしれない。武力に長けているランディが今前線に出て冬華たちの案内役をしている。

 そのランディが訊ねる。

「どうやってミイラ共を一掃する気なんだ?」

 みんなの視線が冬華に集まる。

「え~なんで私見るの? また私が決めるの~」

 冬華は不満そうに顔を顰める。めんどくさいとでも言いたそうな顔をしている。

 ランディの手前さすがに言わなかったけれど、その態度がすべてを物語っていた。

 冬華は溜息を吐くと案を出そうとする。

「はぁ、モルデニアの時は全部焼き尽くしたんだっけ?」

『ええ、ですが今回は同じ手は使えないでしょう。この後すぐに人が戻って生活するのですから』

 モルデニアと違い、今回は避難して助かった人々がいる。その人たちがすぐに生活するには町をそのまま残す必要がある。消し炭にするわけにもいかない。

「だよねぇ。広い所におびき出して片付けていくしかないかぁ。それでもどっかに隠れてるヤツはシルフィに見つけてもらうとして、とりあえず中央の広場に行こっか」

 冬華を先頭に中央を目指して進んでいく。

 ランディは最後尾から冬華たちを見て本当に大丈夫なのかと不安な視線を向けていた。

「うん、ここなら路地を真っ直ぐぶち抜けるね」

 冬華は中央に着くなりそれぞれの路地を確認する。その間にもミイラが近づいてきているのだが、焦ることなく仕留めながら見て回る。

 そんな冬華をハラハラしながらランディは見ている。

「大丈夫なのか、一人でフラフラさせて」

 ランディが総司へ訊ねた。一番まともそうな総司を選ぶあたり手堅いと言える。

「大丈夫ですよ。アホっぽく見えますけど腕は確かですから」

 総司はランディにそう答えると首を逸らす。

ヒュンッ

 総司の顔の横を、そしてランディの顔の前を水の弾丸が通過する。

「誰がアホか! 聞こえてるからね!」

 冬華は悪口は聞き逃さず敏感に反応する。

「何をする! 危ないだろう!」

 ランディが声を荒げる。

 味方に対して魔法を打ち込むような非常識なヤツに任せて大丈夫なのかと不安になる。自分が仕切ったほうがいいだろうとランディは口を出そうとする。

 それを総司が止めた。

「まあまあ、今のは別に俺たちを狙ったものではないんで大目に見てやってください」

 総司はそういうとランディの後ろへ視線を向ける。

「!?」

 そこには頭を打ち抜かれたミイラが倒れていた。

 ランディはミイラを見下ろし喉を鳴らす。冬華の奇行へ意識が向いていたためミイラの接近に気付いていなかった。あんなにアホっぽいのにまわりを見ていることにランディは驚いた。

「さてと、ミイラをおびき出しますか。シルフィ、何か注意を引く音……あ、歌ってくれてもいいよ。セイレーンみたいに歌声で引き寄せてよ~」

 冬華は冗談半分で言ってみた。

 当然誰もが冗談だと思い、呆れていたがシルフィは違った。

『歌ですか……わかりました』

 シルフィはニヤリと笑いその気になっていた。

「あ!? ちょっ、ちょっと待って! 冗談なんだけど!」

 冬華の声を無視するように瞳を閉じるとシルフィは歌いはじめる。

 その澄んだ声音は草原を吹き抜ける風のようによく通り脳へ直接語り掛けてくるようだ。そしてそのメロディは優しく包み込む風ように聴く者の心をとらえてはなさない。まるでオペラ歌手のようだった。

 それは聴いたことのない歌だったが、どこか懐かしさを感じる歌だった。

 総司たちはシルフィの歌声に聴き入り、魅了され、とても戦える状態ではなくなっていた。

 ただ一人冬華だけは違った。

 昔シルフィが歌ってくれて聴いていたため、懐かしさは感じても魅了され戦えなくなるということはなかった。

 ただその人を魅了して止まない歌声が危険とされ歌うことを嵐三に禁止されていた。

 それを冬華に歌っていいと言われたことで解禁されたと思い、シルフィは今までのうっぷんを晴らすかのように歌いはじめたのだ。

「あちゃ~、これって私一人で片付けなきゃいけないってことじゃん」

 シルフィの歌声に導かれるようにミイラ共が寄って来ていた。

「忘れてたとはいえ私のミスだからやるけどさぁ……ハァ、よし行くか!」

 と冬華は項垂れつつもやる気を奮い立たせ両手に水の剣を携える。そしてミイラ共に向かって駆けだす。

 ミイラ共はシルフィへと近寄ろうとする。

「はぁぁぁぁぁ! シルフィには指一本触れさせないよ! 触れていいのは私だけだぁぁぁぁ!」

 冬華は声を上げると片っ端から切り刻んでいく。

 円を描くように回転し、横薙ぎ、逆袈裟からの袈裟切り、体を揺らしズレると、さらに斬り上げ、袈裟切りで次々と斬り付ける。まるでシルフィの歌に合わせて剣舞を舞っているようにミイラを斬り伏せ数を減らしていく。

 斬っていくだけならミイラ共は再び動き出すだろう。しかし冬華の水の剣、そして水系統の魔法には浄化の力が備わっている。斬りさえすれば戦闘不能にさせられる。

 ただ数が多い。

 このまま動き続け斬り続けていればいずれ力尽きてしまう。

 シルフィが歌うのを止めてくれれば総司たちも何とか戦えるようになるのだが、シルフィからはやめる気配がまったく感じられない。それどころか歌えば歌うほどテンションが上がっていき、声量も上がってきている。

 もうノリノリで歌っていた。

 おかげでミイラも続々と寄ってきている。

「これ、もう気が済むまで終わんないじゃん」

 冬華は肩を落とし覚悟を決める。

「やるわよ、やってやるわよ! うぅぉぉぉらぁぁぁぁぁっ!」

 冬華は右の水の剣を地面に突き刺した。

 次の瞬間、まわりのミイラ共の足元から水の槍が突き出し、ミイラ共を串刺しにしていく。

 これは以前麻土香が見せた魔法の水バージョンだった。

「もういっちょぉぉ!」

 左の水の剣も突き刺す。

 同じように水の槍が突き出てミイラ共を貫いて行く。

 それでもまだ路地からミイラが出てくる。

「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 冬華は力を溜めると、水の剣の出力を上げ路地に向かって剣を振り下ろす。

 水の剣の軌跡から高出力の水の槍が無数に飛び出し路地を真っ直ぐに飛んでいき出てきたミイラを貫いていく。

 冬華は各路地に同じように水の剣を振り下ろしていく。

「おらっ! おらっ! おらぁぁぁっ!」

 冬華はもうヤケになって振り下ろしていた。

 ヤケを起こしてもミイラは次々駆逐されていく。

 そして最後の一体となる。

 まだどこかに潜んでいるかもしれないがとりあえず視界に入るモノはこれが最後だ。

 倒しても倒しても出てきたミイラにイライラが募っていた冬華はその一体をこれでもかと言うほど切り刻んだ。完全に八つ当たりだった。

「うりゃうりゃうりゃうりゃいりゃうりゃぁぁぁ!」

 ボトボトと乾燥しきった肉片が転がる。

「ハァハァハァ……ふぃ~すっきりしたぁ」

 冬華はストレス発散でき満足した。したが、やはり疲れだけは蓄積されていた。

 冬華はヨロヨロとシルフィに近づきストンと座り込んだ。

「疲れた~てかまだ歌ってんの? 歌うの好きだよねぇ」

 冬華は呆れたようすで呟いたが、その表情は緩んでいた。

 シルフィの歌声を聴くのは本当に久しぶりだったからだ。

 冬華はシルフィの歌が大好きだった。歌うことを禁止され沈んでいたシルフィを見ていたのもあり、今楽しそうに歌っているシルフィを見てすごく嬉しかった。

「でも、いつまで歌ってるんだろ? ……ま、いっか」

 冬華はシルフィの気の済むまで歌わせることにし、シルフィの歌に合わせるように鼻歌を歌い、歌い終わるのを待った。


『ふぅ、すっきりした』

 歌い終えシルフィは清々しい表情をしていた。

「とてもブランクがあるとは思えない歌声だったね。うん、最高だったよぉ」

 冬華が褒めたたえる。

『え、そうかなぁ』

 シルフィは嬉しそうに体をくねらせる。

「でも、またしばらく歌うの禁止ね」

 突如冬華は禁止令を発令した。

『えぇぇぇ!? 何でよぉ』

 シルフィは素に戻り抗議の声を上げる。

 聞くまでもないだろうと冬華は呆れてしまう。

「シルフィの歌は好きだよ。でも他の人たちが使い物になんなくなるのは困る!」

 冬華は総司たちを指差し言い放った。

 総司たちは見事にボーッとシルフィを見て動かなくなっていた。

「うっ……」

 シルフィはまた歌えなくなるのだと絶望し、悲痛な表情をする。

 そんなシルフィが可哀想に思い、冬華は妥協案を提示する。

「仕方ないなぁ……じゃあ、私と二人っきりの時なら歌っていいよ」

 シルフィの歌声に耐性があるのが冬華だけだからこれしかなかったのだ。

 冬華はシルフィの歌声を独り占めできるからそれもよしと思っていた。

『ホントに! 冬華大好き!』

 シルフィはパァッと花が咲いたように笑顔になり冬華へ抱きついた。

「はいはい、私もシルフィ大好きだよ。それよりソウ君たちなんとかしなきゃね」

 冬華はシルフィの頭を撫でながら、余韻に浸り立ち尽くす総司たちへと視線を向ける。


 その後正気を取り戻した総司たちは何の役にも立たなかったことを謝罪した。

 特にランディは目の前の光景を目にし、自分が放心している間に冬華一人でミイラ共を一掃したのだと驚愕していた。

「こんなにアホっぽいのに、なんて強さだ」と。

 当然その後冬華に蹴り飛ばされていた。王子だろうと容赦しないのが冬華だった。

 そして仕上げに町の中にミイラが残っていないかを確認していった。


浮気ですかね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ