第4章 韓国人の名前について③
質問はまだ続きます。続けて投稿します。
『人名に使われる最低限の漢字は読めるということですね?』
【はい、その通りです。韓国の大人であれば、人名(特に苗字や定番の名前)に使われる定番の漢字は、見ればほぼ問題なく読むことができます。
完全に「漢字が読めない」わけではなく、以下のような韓国の漢字事情があるため、人名の漢字はクリアに識別できます。
1. 苗字の漢字は一瞬で読める
韓国人の苗字の選択肢は非常に少なく、全人口の大部分が「金・李・朴・崔・鄭」などに集中しています。そのため、自分の苗字はもちろん、他人の苗字に使われる漢字は、日常生活の中で嫌でも目にするため100%の人が読めます。
2. 「名前用」の漢字は限定されている
韓国には、法律によって人名に使える漢字を定めた「人名用漢字表」があります。
現在、約8,000字が指定されていますが、実際に名付けで好まれる漢字(「俊」「賢」「美」「恩」など)は数十〜100文字程度に集中しています。テレビのニュースや新聞の人名表記(政治家や事件の当事者など)でよく使われるため、成人であればこれらの漢字は「見ただけで音が頭に浮かぶ」状態です。
3. 中学校・高校で「基礎漢字」を習う
韓国では、1970年代以降に学校での漢字教育が縮小・廃止された時期がありましたが、現在は中学校と高校の選択科目(「漢文」の授業)で、合計1,800字の基礎漢字を習うのが一般的です。
この1,800字の中に人名用の主要な漢字はほとんど含まれているため、義務教育を終えていれば、人名の漢字を「読む」だけの教養は身についています。
まとめ:韓国人の「漢字の能力」のイメージ
現代の韓国人の漢字能力を分かりやすく例えると、以下のような状態です。
読む(リーディング):〇(人名や、ニュースの街頭看板にあるような基礎漢字なら読める)
書く(ライティング):×(スマホで変換はできるが、白い紙にペンで綺麗に手書きするのは苦手)
したがって、「他人の名前の漢字が全く読めずに困る」ということはなく、教養として最低限の判別はできるようになっています。
もしご興味があれば、韓国の学校でどのように「漢文(漢字)」の授業が行われているかや、日本と違って「キラキラネーム(難読名)」が韓国に存在しない理由などについて、さらに詳しくお話しできますが、いかがでしょうか?】
そこまではけっこうです。
それにしても、日本人よりむしろ人の名前の漢字を読みやすいとは驚いた。
でもそれはいいな。羨ましい。
正直、日本人の名前には全てルビを振って欲しいと思っているのだ。読み間違えたらどうしようと、ハラハラするから。
誰でも読めそうな中田さんだって、「なかだ」なのか「なかた」なのかわからない。
渡部さんも「わたなべ」なのか「わたべ」なのかわからないしね。
ちなみに作者の名字もかなりレアだ。漢字は簡単なのでそのまま読めばいいのだが、珍しい聞き慣れない姓なので、不安になって読めないらしい。しかもこちらが発音しても聞き取れないらしい。
数度聞き返された挙句、どのような漢字をお書きになるのですか?と訊ねられるのがお決まりのパターン。
飲食店で順番待ちの名前を書くときはカタカナで書いておくのだが、それでも店員さんが、一拍間を空けてから口にするので、呼ばれる前から自分達家族のことだな、とすぐにわかるのだ。




